朝日連峰縦走

2005年7/28(夜)〜7/31

コース
29日 大鳥登山口8:15――大鳥池11:10-- 以東岳15:00――狐穴小屋16:55泊
30日 狐穴小屋6:20――寒江山頂7:15――竜門小屋8:20――西朝日岳山頂10:05――大     朝日小屋11:50――大朝日岳山頂往復25分――大朝日小屋泊
31日 大朝日小屋6:10――小朝日岳7:15――鳥原山8:15――朝日鉱泉11:15
JR京都駅のホームでビールを買って、寝台特急日本海3号を待つ、ここからが山の始まりです。大阪から乗ってきた4人と合流して、しばしザックの重さとか夏山の話などで盛り上がってから10時頃にはベッドに入り、静寂の中にゴトンゴトンと車輪の音を遠くに聞きながら眠りにつく。鶴岡駅に6:32に着き、予約しておいたジャンボタクシーで大鳥登山口へ。

          ブナ林」の中を行く

         これから登山開始
瑞々しいガクアジサイの咲く大鳥川に沿って歩き始めます。吊り橋を渡り、ブナ林の中を歩きジグザグに、時々ショートカットで直登をしたりして、大鳥小屋(キタロウ山荘)のある大鳥池へ。ブナは大峰山系で見るブナより木肌が白っぽくきれいです。

      大鳥池を過ぎて緩やかな登り

        鳥の足型をした大鳥池
キタロウ山荘で休憩をしていた人が「今日は何処まで?」と聞いてきたので、狐穴小屋までと答えたら皆さん健脚なんですねと、少し呆れた顔をしていた。私としては、今日はザックも重たいので以東小屋くらいで泊まりたいと思っていたのですが。

オオバギボウシの群落
         マツムシソウ
           ヒメサユリ
大鳥小屋くらいまでは晴れて青空も見えていたのですが、だんだんとガスが掛かりたおやかな朝日連峰の山並みも霞んでしまいます。ヒメサユリ、ニッコウキスゲの花は終わりに近く所々で咲いているくらいでした。蕾みを着けたマツムシソウはこれからのようで霧の水滴をつけて風に揺れて咲いています。

大朝日方面
       

             寒江山頂
以東岳山頂(1,771m)は、晴れていれば大鳥池、大朝日岳などの展望のすばらしい所だそうですが、ガスで何も見えず残念です。のびやかな縦走路はお花畑や笹原が広がる。晴れていたらのんびりと昼寝でもしたいような平原があります。

    ガスの中ハクサンイチゲの群落を行く
   ニッコウキスゲの咲く草原
朝から9時間歩いて5時にようやく狐穴小屋に着きました。小屋の前が水場なので、ポリタンやペットボトルに水を汲んで非難小屋の中で自炊にします。下から背負ってきた貴重なビールとそれぞれ用意したアルファマイとかヤキソで楽しい夕食。

               ヒナザクラ
2日目も皆の願いもむなしくガスの中を歩くことになってしまいました。展望がなければ何処の山を歩いているのか分からない。大阪や奈良から、わざわざ山形県まで遠征してきたのに明日こそ晴れて欲しい。金玉炊で水を汲んで大朝日小屋に入ります。金玉水のあたり一面は可憐なヒナザクラの群落でした。

          大朝日山頂

   大朝日山頂から
大朝日小屋で下から上がって来た人が、明日は天気が悪くなると言うので今のうちに山頂へ行こうと云うことになって行ってきたら、夕方、晴れ間が見えたのでもう一度行き、翌朝も願いが叶って晴れたので行き、大朝日の山頂(1,870,3m)は3回踏むことになりました

             山頂を下る

            大朝日小屋
夜中に雷と雨で心配しましたが、3日目にしてようやく晴れた朝を迎え,今日は小朝日岳(1,647m)鳥原山(1,429,6m)から朝日鉱泉に降ります。

小屋前から大朝日岳左奥

小屋前から小朝日岳右側

朝日鉱泉で3日間の汗を流し、たおやかな朝日連峰と一緒に歩いたメンバーに感謝して帰途に着きます。

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