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「雑用」
あるホテルのドアーマンが老紳士につぶやいた。
「単純な仕事でつまらなく感じています」と。
すると、老紳士は、
「日本一のドアーマンになりなさい。そうなれば
君はドアーマンをしていないだろう」と。
あるレストランの洗い場でパートで働いている女性に尋ねた。
「あなたは、毎日何を考えて仕事をしていますか?」
「別になにも…」
「ここの食器で食事をされた人たちが、幸せになるようにと
心をこめて洗ってごらんなさい」と。
誰でもできるドアーマンは雑用だと思っていた。
食器を洗う仕事は雑用だと思っていた。
この世に「雑用」という「用」はありません。
仕事を「雑」にしたときに雑用になります。
お互いの心の持ち方次第だと思いますが…。
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