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「里の仙人」
山の仙人は 里の仙人に言いました
「そんなに人のことばかり気を遣わないで山へおいでよ」と
山の仙人は 人里から遠く離れ 人との交わりや社会との関わりなし
山の奥深くに住み 霞を食べ 自由奔放に生きて おまけに不老不死
自分中心でも ワガママ 気ままでもいいわけだ
里の仙人は 不老不死ではない むしろ揉め事や病気に悩まされる
人と共に暮らして しかもその日常社会に流されないで生活する
ワガママではダメ 遊んでばかりもおられない
泣き 笑い 悩み 共に生活する中から 真実のよろこびを得る
困ってる人があれば 飛んで行って 共に努力もする
里の仙人の極意は 人と共に喜び合うこと 喜び上手なのだ
さて 貴方も 里の仙人になってみては?
里の住人のままではただの人だから…
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