ポチくんのひとりごと    

I
「旬を愉しむ」

夜明けと共に 今日もまた多くの太公望が鮎釣りを愉しむ

6月から8月ごろまでの梅雨の蒸し暑さと カンカン照りの盛夏
釣り人が最も喜ぶ季節だ

暑い暑い 何処にも行きたくない
クーラーの効いた部屋で涼んでいたい季節こそ鮎釣りの旬なのだ 

川原で 竹串に刺した塩焼きの鮎を 口いっぱいに…うむ…
何とも言えない炭焼き鮎の香り やわらかいくて実に美味い ことばがない

ただ魚を食べるのではない 今ならではの旬を食べ 味わっているのだ

最近は旬が無いと言われる
お金さえ出せば 何でも食べられる時代になった
旬を味わうことも無くなりつつある 季節を味わうことも少なくなった

神様は 
暑いときは暑いように 寒いときは寒いようにと
人間が暮らしていけるように すべてを整えて下さっている 
実にありがたいと 最近しみじみと思う 

自分さえ良かったらそれでいいものと 
知らず識らずに暮らしている現在社会だから

生かされていることを愉しみ 旬を知り 季節感を味わう生き方こそ
最も贅沢な暮らし方だと思うのだが…

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