=台高山脈=
ボンサイ平を訪ねて

 三重県松阪市
 2010.6.5
 同行者:スロートレックさん、ごうちん



かねてから噂に聞いていた「ボンサイ平」に山友のスロトレさんが案内してくださるという。
昨秋にこのルートは歩かれているそうだ。
シロヤシオも綺麗かもしれませんよ〜との甘い囁きに、「行きましょう」と一つ返事。
久々の山となるごうちんも誘って、レッツラゴー

でも、ハプニング続きで、スロトレた一日となったのでした(笑




★★おおよそのコースタイム★★
駐車地(7:50)==第1降下地点(9:00〜9:30)==第2降下地点(9:50)==奥谷出合(9:55〜10:10)
==昼食場所(12:00〜12:20)==国見山(12:50)==林道降下地点(13:30)==林道終点(14:20)==駐車地(15:55)

おおよそのルート図



昨秋も訪れた千秋林道を、快調に走っていると、「作業のため500m先通行止」の看板。
「こんな看板大丈夫!大丈夫」と進むと、予想外にほんまに通行止めのバリケード。
ここから登山口までは、1時間以上歩かなあかんし・・・・・
「もう、違う山へ行きましょう」と、後部座席のスロトレさんに目で訴えたけれど、容赦なく却下された。
けっ!!
半泣きになりながら200mほどバックして、作業場へ駐車。
準備している前を、千○社の軽バンが登ってきた。
やばい怒られる!?と、心配したけれど、お咎めなしで目の前を走り去って行き、ほっ・・・・・・。




林道をダラダラと歩き始めると、眩しい新緑が目に飛び込んできます。
退屈な林道歩きがどれだけ救われたことか。
ただ、ごうちんだけは、いつ現れるかわからないヘビにビクつきながら、ソワソワ。
彼は、大のヘビ嫌いなんですよ。
たぶん、周りの景色は目に入っていないんでしょうね〜♪






マナコ登山口、万才橋を過ぎて、いよいよ林道からの降下地点が近づいてきたようです。
「そうそう、この車止めが現れたもうすぐですよ!」

ここ、ここですよ!
下を見ると、すごい傾斜
こんなトコ下るん??

さぁ、行きましょう


「わ"〜〜〜ぁ!?」
後ろを歩いていたごうちんが飛ぶようにして追い越していきます!
足元にマムシがいたとかで、顔面蒼白w


滑りやすい足元です
もう少しで、沢へ降りるという所で、立ち往生
もしかして??


もしかしたら、違うの?
嘘やと言って!
こんな急なトコ、登られへんで


おもむろにGPSを取り出して先ほどから、現在地を確認しているスロトレさん
「すんませ〜ん、もう少し上流ですわ!」
「なぁ〜にぃ〜〜?」



文句ひとつ言わず、急登を登り返します
もうこの時点で、クタクタ・・・・・
でも約20分のロスタイムですが、いい準備運動になりました
※これが大人の対応です※

林道に出て、しばし休憩の後、出発


そして、

そう、ここ、ここですよ。
今度は間違いないです!!

ほんまに〜〜?


覗き込むと・・・・・

急やけれど、踏み跡もしっかりあって、わかりやすいルートじゃないですか!
(上の写真と比べてください)


なんで、コレがわからんかったんかなぁ?

「いやぁ、冬の時と全然風景が違うんで(^^ゞ」とスロトレさん
ところで、そのGPSは、何のためにあるの〜?



5分ほどで奥谷出合に降り立ちました。
めちゃ川が綺麗です。

少し下流へ移動して、尾根を直登
左下には、明神平を目指す登山者が見え隠れしています。



傾斜が緩やかになり、小さなクラを越えると、右へトラバース。
「もうここからは、大丈夫ですよ!」



とか言いながら、チェックに余念がありませんw



ミズナラやブナ、素晴らしい!
















いくつかの涸沢をトラーバースしていると、広い場所が現れました
ええトコやなぁ〜と見とれていると、スロトロさん曰く・・・・・
「でもね〜、おやじさん。
GPSには前回のルートは記録してあっても、ここがボンサイ平やっていうポイントは打っていないんですよ。
ごめんなさいね〜。」
と、言い訳をしながら、このあたりが(多分)ボンサイ平だと案内してくださった。

いいじゃないですか、そんなことは。
たとえここが「ボンサン平」だとしても、これだけ素晴らしい景色が見られたら、もう十分ですよ(*^。^*)














昼食のあとは、台高縦走路へ駆け上がります。

見当をつけて直登すると、ウシログラへドンピシャ!!
私のルートハンティングは、GPS以上ですw
えっへん!


ウシログラから水無山&明神平方面



国見山から馬駈ケ辻を経て、木梶山方面へ



「いやぁ〜、実はねぇ、おやじさん。
前回来た時のルートはここまでしかわからんのですわ。」

へっ!?なんで?

「前回は途中から電池切れでね〜〜、ここからの下山ルートは記録されてないんです。
まぁ、ここまできたら下るだけですんで大丈夫!」

ほんまか?



木梶山方面を左に見て進むと、予定どおり林道が現れました。
ここや!
テープを目印にして、林道と別れます。

順調です。





が、しか〜し、
調子よく下っていくと、テープがわからなくなり、右往左往。

「う〜〜ん。左の尾根やったかなぁ」
あたふたするスロトレさん。

でも、もう私達は驚きません。

ごうちんと二人で冷静に周りに注意を払い、下へと続くテープを見つけました。
「ここにテープありまっせ〜」

こんなルートやったかなぁ と訝しがるスロトレさん
記憶が断片的な様子

しばらく下ると、
「これこれ、この熊檻、見覚えありますヨ」


それからは迷うこと無く、順調に林道終点へ到着できました。

ほっ!






そのあと、延々と続く林道をトボトボと、駐車地へ。





お疲れさん!!





で、結局シロヤシオは???

※内容はほぼフィクションです※


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