楷の会インスタレーションInstallation by Kaito Hayashi  軽井沢町中央公民館 本文へジャンプ
 
2011年 8月 5・6日に楷の会インスタレーションを行いました。

Kaino-kai Installation was held in Karuizawa Community Center
on 5th and 6th Aug
with pictures and art objects by Kaito Hayashi,
and with Masami Ogawa
singing a song of her own composition
written for a fragment of Heraclitus
”再生起点”
"The Origin for Regenerating"
楷の会インスタレーション 2011
Kaino-kai installation 2011

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林楷人のコラージュ作品と立体作品を展示し、
それに音楽を加えた総合芸術を試みました。

ソプラノ歌手(尾川雅美)が自作の歌を無伴奏で歌いました。
ヘラクレイトス(希:B.C.540-480?)の哲学断片8を歌詞として、
調性の不安定な曲想が空間をよじり、
調和の”再生起点”を表現しました。

インスタレーションを撮影し、編集したものを、
You Tube経由でご覧下さい。

クリックすると動画が再生されます。

Music

展示スペースの中央に五角柱をなす造形物を立て、

混沌とした物の中から起立して見えるように、

瓦礫を選び取り、ランダムに積み上げました。

瓦礫は白色のペンキで塗り潰し、質感を押さえ込みました。

五角柱の後ろ側からも鑑賞できるようにしました。

またご来場の方々には、お足元にご注意いただいて、

瓦礫を踏み分ける感覚で
絵を間近でご覧いただけるようにしました。

危険なことがないように、

足元は、柔らかなポリプロピレン素材の物としました。

垂直にそそり立つ造形物は幾何的な均衡を印象付けますが、

この垂直に立つものが揺らいで見えるように、

声音を加えることにしました。

神秘的な声音により、空間はよじれて見えます。

神秘性を確かなものとするために、

調が不明瞭であることと、

歌詞が説明的に聴こえないようにすることを、
作曲者に依頼しました。
                

作曲はソプラノ歌手の尾川雅美にお願いしました。

私の意図が曲に反映されるように、何度も書きかえてもらって、
仕上げてもらいました。


歌詞は紀元前65世紀の哲学者ヘラクレイトスが遺した言葉としました。

日本語訳は哲学者の内山勝利氏のものを選びました。



ヘラクレイトスの断片B8

「対峙するものが和合するものであり、
さまざまに異なったものどもから、
最も美しい調和が生ずる」
を歌詞としました。

                                                                                                     

歌詞の内容は明瞭な哲学を示しますが、

歌手が歌う歌が説明的にならないように腐心しました。

哲学の内容を読み取ろうとするならば、

哲学者が遺した文言を直接読むことが本来的であると考えます。

音楽という感覚的な領域では

このような明瞭な哲学に到達するまでの

哲学者の苦悩・迷い・目眩・酩酊を表現した方が

むしろ空間をよじる力が発揮できると考えます。

インスタレーション案内のための自作のポスター

使われている写真は、20108試行的インスタレーションのもの


2010年、佐久市創造館で、
試行的にインスタレーションの予行演習を行いました。
10分の1の模型を作ったり、
角材を組んだりした仕事は、
私にとっては慣れないことでしたが、
立派な電動工具を貸して下さるなど、
ご協力くださった方々のおかげで、
造形物は真っ直ぐに立ち、安堵しました。


また、限られた時間内でインスタレーションをまとめるために、
日本画教室の生徒さんが、お手伝いを下さり、
沢山のお陰を頂きました。
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