2001年秋期タカの渡り速報
福岡 油山片江展望台  定点調査地

   更新:2001/10/14 調査終了
場所 福岡県福岡市城南区大字片江
    (33°31’N、130°22’E、EL:210m)

調査 日本野鳥の会 福岡支部

注:記載数値は速報値であり、最終記録は報告書による

内容の転記はご遠慮ください

片江 タカの渡り通過羽数推移グラフ
調査地の概要
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調査状況とその方法
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List of Species in this Site
月/日
Month/Day
天候
Weather
時 間
Investigation Time
サシバ
Butastur
indicus
ハチクマ
Pernis
ptilorhynchus
アカハラダカ
Accipiter
soloensis
ツ ミ
Accipiter
gularis
その他タカ others タカ類計
A total of Raptors
備 考
Remarks
羽数 主な種類
9/15 霧雨時々曇 7:05-16:00 6 1       4 ハイタカ、ミサゴ、チゴハヤ、大型不明  11  
16 快晴 7:00-16:00 4 76     7 ミサゴ、ハヤブサ、チゴハヤブサ、ノスリ 87  
17 快晴 7:00-16:00 1 135     2 ミサゴ、チゴハヤブサ 138  
18 快晴 6:30-16:00 2 175         177  
19 快晴 9:00-17:00 1 387     2 ハヤブサ、チゴハヤブサ 390  
20 快晴 7:00-16:00 2 405       1 ミサゴ 408  
21 快晴 7:00-16:00 2 113     1 チゴハヤブサ 116   
22 快晴 9:00-17:00 1 382     7 ミサゴ、ハヤブサ、チゴハヤブサ 390   
23 快晴 7:00-17:00 2 463     3 ミサゴ、チゴハヤブサ 468  
24 快晴 7:00-17:15 1 1195     4 ハイタカ、ハヤブサ、チョウゲンボウ、チゴハヤブサ 1200  
25 7:00-16:00 5 329     3 ミサゴ、チゴハヤブサ 337  
26 快晴 7:00-16:50 1 315     3 ハイタカ、ハヤブサ 319  
27 晴後曇 7:00-17:00   160     2 ミサゴ、チゴハヤブサ 162  
28 快晴 7:00-16:00 8 72     3 ミサゴ、チゴハヤブサ 83  
29 7:00-16:00 3 91     1 ハイタカ 95  
30 雨時々曇 9:30-14:30   1         1  
10/1 曇時々雨後晴 7:00-16:00 1 10     3 ミサゴ、チゴハヤブサ 14  
2 7:00-16:00 5 26     8 ハイタカ、ミサゴ 39  
3 7:00-16:00 4 51     2 ミサゴ、チゴハヤブサ 57  
4 7:00-16:00   4     5   9  
5 7:00-16:00 4 16     5   25  
6 7:00-16:00 2 15     3 ハヤブサ、チゴハヤブサ、ノスリ 20  
7 7:00-16:00 2 27     5 ハイタカ、ミサゴ、チゴハヤブサ、ノスリ 34  
8 曇時々雨 7:00-15:00             0 タカ類渡らず 
9 雨時々曇 7:00-16:00         2 ミサゴ、チゴハヤブサ 2  
10 晴時々曇 7:00-16:00 57 3     6 ハイタカ、ミサゴ、チゴハヤブサ 66  
11 7:00-16:00 31       4 ハイタカ、ミサゴ、ハヤブサ、チョウゲンボウ 35  
12 7:00-16:00 5 1     6 ハイタカ、ミサゴ 12  
13 7:00-16:00   4     12 ハイタカ、ミサゴ、チョウゲンボウ、チゴハヤブサ、ノスリ 16  
14 快晴 7:00-16:00   1     4 ハイタカ、ノスリ 5  
150 4458 0 0 108 4716     
09/15 雨の観察開始となりました。天候の不順さ、烏帽子の人気に押され、若干寂しい初日でしたが、サンショウクイ(6)、コサメビタキ、エゾビタキ、センダイムシクイなどが時折姿を見せてくれ、退屈しませんでした。
09/16 観光客も多く訪れ、賑やかな観察になりました。強い日差しとの戦いでしたが、風が爽やかなのが救いでした。
09/17 サンショウクイ、エゾビタキが飛び回っているようです。サンショウクイは10羽程度の群を見ましたが、50〜60羽の群を見た人もいるようです
09/18 12時から14時頃がピークでしたが、比較的遠方を飛んだため確認が難しく、また、見落としたことも考えられます。
09/19 昼過ぎから飛び始め、夕方まで飛翔しました。
09/20 今年は冬が早いと感じていましたが、やはりハチクマの渡りのピークが早いような気がします。
09/21 北風が強く、風に流される個体が多く、コースが定まらなかった。 
09/22 北風が比較的強いため、内陸側を飛翔すると思われたが、海岸沿いを滑空する個体が多く、カウントし難かった。天気に恵まれ、多くの仲間との楽しい観察でした。
09/24 快晴の観察日和。大勢の仲間と楽しく観察できました。晴天のため、多くの個体が東側を高く飛びました。夕方まで飛翔したので、ねぐら入りした個体がいるのではないかと思われます。
09/25 午前中のほとんどが飛翔し、午後は時間を持て余し気味でした。
09/26 午後1時40分までは10羽。イライラの連続。その後300羽以上飛翔し、イライラが吹き飛びました。それにしても、今年は晴天続きの為か、外れ日が無く、記録更新するのではないか。
09/27 午後3時頃から前線の影響で、どんよりした雲天。急いで渡っているのか、ぽつぽつと飛翔。
09/28 台風並の強風のため、2時以降飛来無し。ツバメ、イワツバメの群が多少の強風をものともせず飛翔するのが印象的でした。
09/30 時折、激しく降る驟雨。その中を町の屋根をかすめるように単独の飛翔。必死に羽ばたきを繰り返す。明日の海峡横断の安全を祈らずには居られない。
10/01 11hまでに10羽が飛翔したが、以後飛来なし。
10/02 ハチクマの個体数は減少しましたが、サシバ、ハイタカが顔を見せ始めました。ハイタカ、オオタカの飛来を楽しみにしています。
10/04 午後の飛翔無し。疲労のみが増す状況。
10/05 天気晴朗なれど飛翔少なし。昨年度はハイタカ、オオタカの飛来が多かったが、今年は少し様子が違っている。気象の変化の所為か?
10/06 10:13以降、飛翔無し。オオタカに飛来を心待ちにするが、本日は空振り。明日に期待。
10/08 時折降る雨を恨めしく思いながら、秋の風情を楽しむ。ベンチに竹で作った一輪挿しを置き、ススキ、ヤナギタデ、ミゾソバなどを飾り愛でる。しかし、飛ぶのはアサギマダラ、ウラギンシジミ、イチモンジセセリなどチョウのみ。ヤチョウはどうした?と愚痴が飛び交う観察でした。
10/10 サシバは北から飛来し、ばらけた状態のまま南に飛去しました。朝鮮半島からの個体であると思われます。
10/12 例年に比較し、サシバが多く飛来している。昨年と違いオオタカの姿を見かけない。後2日、オオタカの飛来に期待して頑張ります。
10/14 午後から雲がなくなり、絶好の観察日和。最終日とあって差し入れも多く、さながら小規模な秋の園遊会? 仲間に感謝しながら楽しい時間を過ごしました。皆さん、本当にご苦労様でした。
 


2001年福岡 片江展望台 タカ類通過羽数の推移
(2001 9/15〜10/14)