朝焼けの中動き始めた港


夜行列車の「瀬戸」で来ても、天保山から関西汽船で来ても朝の4時半頃に着き、夜明けの駅からそれぞれに旅立ち、近場の者は始発電車や、バスを夜明けの駅で待ったものです。それは少しうら寂しく、帰りも夜のことが多く、夜連絡船が岸壁を離れる風景はやはり何となく寂しいもので、連れ合いは「高松港エレジー」と言います。こんなしみじみとした、駅の想いも今は昔になり、唯早い移動だけの乾いた時代になりました。


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