春日大社 おん祭り



奈良に住みながら、浮き世の阿呆には12月半ばは何やら忙しくて行きそびれていた春日大社のおん祭り。一七日のお渡り式をやっと見て参りました。今年(2008年)で873回目の雅なお祭りです。4日間のお祭りですがハイライトは17日のお渡り式の行列です。何処も人でいっぱいですが、三条通りの外れ大鳥居の前は人も疎らで、この場所からお練りに加わる為、装束を整えた猿楽金春座の座頭とご一緒に行列を待つのは豊かな時間でした。色々な時代の衣装を着た人、珍しい飾りが続きますが、騎馬の人が多く、これだけの馬を見るのは初めてでした。この祭りには47頭は必要とか、この祭り明治維新で十分の一に縮小され、維新前は350頭の馬だったそうです。鳥居をくぐると<影向の松>が有りその松の前で行列の人々が色々な芸を奉紊します。又此処で馬に乗った3人のお稚児さんが<流鏑馬>を行います。行列の終わりの方に神様を喜ばす長い刀を担いだ青年のグループ、他の行列と違い凛々しくしゃきっとしてますが、聞けば航空自衛隊幹部候補生で紊得。行列の間にスコップと段ボール箱を携えお馬さんの落とし物を始末している重要な役目の方もおられ楽しいお練りでした。

画面がゆっくり入れ替わります。

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