緑と赤・南仏ニース

 今年の五月は五月晴れと思う日が殆ど無く、その上寒い日が有りで 少し異常なのと、年齢でしょうか気候の変動に付いていけず、何やらパッと致しませず、もう一つすっきりしない空を みていますと、蒼おい空としっかり強く暖かい色が見たくなります。
それで南仏ニースのスケッチなど取り出し、鮮やかな 色を思い出しております。
その中でもエクスのレストランで見た内装は強烈な印象で、今も目に鮮やかです。鮮やかな緑と赤で施され窓の新緑との取り合わせが全然違和感なく快い爽やかな空間になっていたのは日本では無い、この地の感覚だと思いました。
セザンヌの澄んだ力のある色もここからかな?と思ったことです。しかし草木は強く黙って花を咲かせ緑を茂らせ季節が移っていることを教えてくれます,偉いもんです。(2012.5.12)

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