39番赤亀山延光寺


土佐最後の寺、宿毛の鄙びた町のこれ又素朴な鄙びた寺でしたが、寺の門に施された古い木の彫刻が面白く可愛らしい珍しいものでした。水陸両棲の亀を主に祀る寺なのでこれは龍なのか?亀なの?(現在は改築して立派になってしまったのかしら?)私はこの寺の鄙の感じ、素朴さがとても好きで、これぞ遍路寺と思いました。
土佐の国は、お四国遍路の三分の一にあたるは493キロ。しかもわずか一六ヶ寺を巡拝するだけ、歩き遍路なら三六番からこの三九番まで一週間を要します。しかし土佐の寺々は海のロマン秘めた素晴らしい旅でした。


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