遠い記憶の海の夜祭り

高度成長期の前、瀬戸内の海も浦々の漁村も漁師も活き活きとしていた頃の夏祭りの記憶です。木造の漁船を三艘程連結し、提灯を吊り、夜の海を岬から岬への御神体のお渡りに連なる供奉船の灯の列、お役目を終えそれぞれの部落の浜に帰り、船の舞台で夜明けまで続く村人の演芸会、子供の常で何時も途中で眠りこけて終い、全ては夢のような記憶になっております。(香川県屋島の東の半島庵治の祭りですが、現在この海は養殖、海の牧場になっております。)

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