舞楽面

 舞楽では珍しい、女性の舞「綾切」4面の制作が、春日大社の舞楽面とのかかわりの始まりでした。昭和61年11月3日、晴れがましくも『伝統と文化を考える会』より奉納させていただきました。その後「蘭陵王」「崑崙八仙(4面)」「貴徳」「納曽利(2面)」と、合計12面を制作させていただきました。
 ここに展示の舞楽面の写真は、奉納の面を作る前の段階として、自分のために試作した面の写真です。現在、神社で使用されている面とは、細部で異なるところがあります。一度、試作品を作ってみないと、なかなか理解できないところがありました。完璧とは言い難い作品ですが、順次紹介してみようと思います。