平成29年   展示三室

  

能面「釈迦」と、「釈迦下」

「釈迦」は、お釈迦様の面です。
「釈迦下」は、少し小ぶりの「大ベシ見」で、天狗の面です。「釈迦」の下に掛けるので、この名があります。

能「大会(だいえ)」では、天狗が釈迦の姿に化けていますが。途中で見破られ、元の天狗の姿に戻ります。

舞台では、二つの能面を重ねてかけています。見破られたときに、釈迦の面をはずして、本性の天狗の「大ベシ見」に戻ります。

能面を二つ重ねて演じる能は、非常に珍しい能です。

又、重ねた時に、上手く重なり、前が見えるように作るには、少し工夫が要ります..。




  釈迦(しゃか)   北島 忠

  釈迦下(しゃかした)   北島 忠

  逆髪(さかがみ)   小野賢一






平成29年  展示三室