THE BAND / LAST WALTS [米国] [VIDEO] 登録日:2002/11/11 23:15

時代の流れを感じることが出来なかったのは残念だけど、こうして20年以上もたった現在に当時現場にいたものでないと見れなかった映像が見れるなんて、なんて素晴しい世の中なんだろ。
僕はこういったレア物がメジャーに流通するのは大賛成な人間なんで、オタクとかマニアとかには絶対なれないだろね。
一部の人がお宝とかいって途方もない金額をつけるのは心が貧しすぎ!そう思いません?

さてこのDVDのハイライトの「JAM#2」なんですが、本編終了後残ってたミュージシャンが即興演奏をするのですが、とにかくメンバーが凄い!
リンゴ・スター / リヴォン・ヘルム(dr)
ドクター・ジョン(piano) / ガース・ハドソン(key)
ベースの人名前わからないけど見覚えある有名な人、ギターがロン・ウッド(いい人) / ニール・ヤング(野獣) / そして神様エリック・クラプトン!!

ユル〜イいい感じのブルースJAM。クラプトンも座って笑顔で気分良さげで、さてそろそろソロ!って時になって「GYUWAAAHM!」とノイジーなチョーキングで雰囲気ぶち壊す野獣が登場!
ニール・ヤングが突然いつものデタラメを弾きだした。おいおい・・・メチャ乗ってるよ。
と思ったらそれが神様のナイーブな心を傷つけたのか、早くも「やってらんねぇ」ってギター置いて裏へ引っ込んでしまいました。

僕もさすがにナンジャコリャってガッカリしたけど、その後残されたのは音楽界を代表するいい人揃いなんで、野獣の暴走をうまくフォローして凄くいい感じでJAMが続いていったのでホッ・・・さすが苦労人ばかり。

そして野獣オンステージも終盤を迎えようとしていた頃、遅れてきたスティーブン・ステルス登場。
ロビー・ロバートソンのギターを借りるなりいきなり渋いフレーズ!
それまで暴れてた野獣も弾くのやめちゃいましたよ・・・やはりCSN&Yで野獣の扱いには慣れてらっしゃる。
それにしてもそれまでの客席のノリとか、野獣のフレージングとか殆んど聴いていないのに、一瞬で自分の空気に持っていってしまうなんてもう天才ですよね・・・全盛期の桂枝雀ですよ。

僕はこの一瞬の為だけに3980円払ったとしても惜しくはないけど、前述のようにマニアではないので本編のロビー・ロバートソンによる解説音声もたっぷり堪能。
これで3980円は安いです。是非一家に一枚!

from marr



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