MR.MISTER / KYRIE [米国] [SONG] 返信:0件 登録日:2003/03/30 13:53

ビバ!産業ロック。ミスターミスターとカタカナで書くと変な感じがしますが、結構良いバンドなんですよ。
1985年発表の本作はTOTOとかピーター・ゲイブリエルみたいな曲調で、モロ時代の音なんですが、ボーカルのリチャード・ペイジはモトリークルーのレコーディングの影武者をやってたことでも有名。
初めてそのこと知った時はショックだったなぁ。モトリー好きだっただけに・・・だから今でも初期のモトリーのアルバムは彼が歌ってる曲が平気で売られてるってコト。アレ聴いてヴィンス・ニール最高!とか言ったら駄目っすよ。
ギターソロもテープ早回ししてるとか初期のモトリーは散々言われてましたね。
セックスピストルズのギターも実はクリス・スペディングが弾いてるとか、ガンズの1stアルバムでもイジーは弾いてないとか、カッコ良けりゃ何でもいいんすけど・・・

あっ!MR.MISTERですけどこの曲は当時流行のアフリカの飢餓をテーマに歌ってます。収録アルバムのタイトルも『WELCOME TO THE REAL WORLD』(この曲もカッチョいい)。
この人達や英国のシンプルマインズなんて、シリアスな曲でなくラブソングとかパーティソングを歌えばもっと売れたと思うんだけどどちらもアフリカ危機が忘れられると忘れられました・・・皮肉なものです。
音が産業ロックなんで中途半端すぎましたね。

リチャード・ペイジとスティーヴ・ハリスはMR.MISTER以前PAGESというAORバンドもやってました。結構腕利き苦労人です。
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BUFFALO SPRINGFIELD / AGAIN [米国] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2003/02/22 17:45

よくロックの名盤100枚とかに取り上げられるんだけど、その当時の評価やロック史上の価値を別にすると実際はそんなに名盤でもないような気がするんだけど・・・1967年発表の2nd。

ニール・ヤングとスティーヴン・スティルスが一緒にやってたバンドでフォーク・ロック・カントリー・ブルーズ・ソウル等のチャンポンみたいな感じで、デビュー当時の<はっぴいえんど>なんかはかなりこのバンドを意識していたらしい。
個人的にはバーズのほうが好きだったりするんだけど、いろんな要素が一枚に凝縮しているんでこっちのほうがよく聴いてるかもなぁ。
バンドなんだけどバンドっぽくない。不思議なアルバム。

僕はニール・ヤングの声が苦手なんで、あまり彼の曲は好きではないんだけど、その代わり後にポコというバンドを作るリッチー・フューレイとCS&Nを作るスティーヴン・スティルスが好きなんでその二人分だけでいいやって感じです。

お気に入りは「A CHILD'S CLAIM TO FAME」リッチー・フューレイの曲。
ニールは苦手なんだけど、アルバムラストの「BROKEN ARROW」は彼の曲にしてはマジでカッコいいんで複雑です・・・やっぱ名盤なんですかねぇ。

from marr
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BILLY JOEL / GLASS HOUSE [米国] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2003/02/08 12:19

ビリー・ジョエルは僕と同年代の人にとってはもうスタンダードみたいなもんではないかな?
レコードを持ってなくても好きな曲があったり、タイトルやビリーの曲であるとは知らずにメロディーを口ずさんだり。
僕も彼のアルバムはあまり持ってないです。
でも好きな曲がいっぱいあるので『ビリー ザ ベストT&U』のカセットテープは重宝してる。

初期の頃のピアノだけみたいなのも悪くないけど、やっぱり好きなのはAORっぽい曲。
このアルバムはグラミー賞を獲った『ニューヨーク52番街』に続いて発表された80年の7THアルバム。

1曲目の「ガラスのニューヨーク」の冒頭にガラスの割れる音が入ってるんだけど、それはグラミーをとった自分への決別という意味があるのではなんて深読みしてます。
それを象徴しているようなこのジャケはいいですよね。
この構図なら彼のでかすぎる頭や短すぎる足を上手く誤魔化すことができるもんね。

このアルバム以降の彼は徐々にロック色を高めていくのですが、売れるためにやっていた曲(AOR系)のほうに名曲が多く、本来彼がやりたかったロックは何故かコミカルな出来という印象を持ってるのは僕だけでしょうか?

まぁでも<It's still rock and roll to me>ということで。

from marr
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DIONNE FARRIS / WILD SEED-WILD FLOWER [米国] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2003/02/02 20:24

元アレステッドディベロップメントの人の94年のソロ。
「I KNOW」という曲を一回聴いただけでメチャクチャ気に入ったので衝動買い。
ジャケットは少年のようですが女性です。
この頃レニー・クラヴィッツが人気あってこういった70年代っぽいサウンドが受けてました。本作にもレニーがソングライティングで1曲参加してます。

買ってからしばらくは毎日聴いてたけど「I KNOW」以外は特にこれといった印象も無く平均点ぐらいのアルバムです。
ただ「I KNOW」だけは別格なんで聴いたこと無い人は是非って感じです。
とにかくこの時期はいっぱい音楽を聴いていたので、強烈なインパクトのある曲でないと僕のステレオのポールポジションは奪えない状態。たとえ一時期でもそこにいた彼女のボーカルは半端ではないと思います。

この後どうなったのかは分かりません。

from marr
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ELVIS PRESLEY / ELVIS56  [米国] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2003/01/13 21:41

特にエルビスが好きってわけじゃないし、かといって全く興味がないわけでもない。
なんたってロックの神様だし、50年代の映像なんかみると恐ろしくセクシーな人だし。

でも不幸なことに僕が始めてみたエルビスはデブッチョでした。
なんか後期のライブでテレビで見たと思う。
小学生のときだった。
まさにグッチ裕三がものまねするアレ。そのまんま。

正直このアルバム買うまではちゃんと聴いたことが無くて、ロック特集のビデオとかで昔の曲を聴くぐらい。
で、このアルバムは彼がメジャーになった56年に録音された楽曲が収録されてます。
どの曲も昔から何らかの形で聴いていたため凄く聴きやすいです。
このアルバムだけなら僕はエルビスの大ファンになれたのですが、やはりあの晩年の彼を思い返すので…

一番好きなのは「I WANT YOU,I NEED YOU,ILOVE YOU」ですね。
3分弱の曲でこうもドラマチックに歌われると、最近のヒット曲がいかに無駄に長いかが良くわかるね。

僕のようなエルビスあまり知らない人は、曲数の多いベスト盤よりこっちがお薦め!これだけで充分!

from marr
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THE DOOBIE BROTHERS / MINUTE BY MINUTE [米国] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2002/12/29 10:17

もぉ超有名な名盤ですが<普通ロック推進委員会>としては推薦せざるを得ないので…

とにかく「CHINA GROVE」とか「LONG TRAIN RUNNIN'」のドゥービーズとは別物ですのでその辺は心得て下さい。
78年発表の本作は日本のSHOGUNなどにも多大な影響を与えてますので「男達のメロディー」や「BAD CITY」なんか好きな人はきっと気に入るはず。

僕のお気に入りは「WHAT A FOOL BELIEVES」。
この曲はあのケニー<トップガン>ロギンスとマイケル・マクドナルドの共作で、イントロが『3時のあなた』のテーマに似ているのがいいっすね。

ちょっと大人向けの上質なサウンドで、野性味溢れるロック好きには物足りないかもしれないですが、この辺からスティーリーダンとか聴くようになってくれると普通ロック推薦家としてはやりがいあるのですが…

from marr
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JOHN COUGAR MELLENCAMP / AMERICAN FOOL [米国] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2002/12/29 09:55

大学の時一瞬ですが僕の中で大ブームを巻き起こしました。
ちょうど時代的には「PINK HOUSE」とかいう曲が流行った後だったと思う。
大学の友達が好きだったんで、そいつの部屋で聴いて気に入ったんで買いに行った。
82年発表なんで僕がラジオっ子の時代。だから聞き覚えのある曲ばかりでした。
好きなのは「HURTS SO GOOD」ですね。

ブライアン・アダムスは好きだったんで聴いててもおかしくないのに、子供の時ってジャンルじゃなくてアーティストで聴くので全くノーマークでした。

まず気に入ったのは<クーガー>と間に愛称を入れてるとこ。
佐野<ライオン>元春の元ネタ発見して嬉しかったです。
あとルックスが秀樹っぽいとこですね。
僕と同年代の人は「激しい恋」の秀樹に憧れたことが、一度ならずともあるはずですからわかってもらえると思う。

2003年、普通ロックが流行るためにもジョン・クーガーの再評価は避けては通れないと思いここに大推薦します!
ホントに捨て曲なしのスンバラシーアルバムなんでベスト盤買うくらいならこのアルバム一枚で充分です。
普通ロック流行るよ!

from marr
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DEBBIE GIBSON / ELECTRIC YOUTH [米国] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2002/12/14 22:50

とうとう出してしまいました。僕のディーバ。
89年発表の2nd。デビュー当時は16歳で作詞作曲をこなす天才少女といわれたが、日本では同時期にTiffanyのほうがCMタイアップのおかげで売れてしまったので残念ながら2番手評価でした。
しかしTiffanyが一発屋で終わったのに対し、彼女は2年後このアルバムで大逆転。当然全ての曲を彼女が手がけ、1stより完成度の高いポップアルバムとなってます。

しかしルックスが良かった為にアーティストでなくアイドルとして扱われてしまったのが彼女の不幸なんでしょうか・・・日本ではいつまでも中途半端な人気で放送媒体の露出も少なかったように思います。

10曲目の「WE COULD BE TOGETHER」は彼女の曲で一番好きな曲で、PVも凄く爽やかでいまだに時々ビデオを出してきては繰り返し見ています。おかげでもうボロボロ・・・
その他にも「ELECTRIC YOUTH」「LOST IN YOUR EYES」「NO MORE RHYME」など彼女の代表曲が詰まってるので機会があれば是非聴いてください。

数年前日本のドラマの主題歌で若干盛り返したと思ったんですがねぇ・・・同い年なんで頑張ってほしいです。

このジャケはちょっと写りが悪いです。もっとかわいいんですよ!
帽子に注目するとMOTLEY CRUEの『THEATER OF PAIN』のバッチを付けてます。さすがLAっ子って感じっすね!

from marr
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DAN HICKS AND THE HOT LICKS / BEATIN' THE HEAT [米国] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2002/12/11 21:45

ジャケットがいいでしょ!凄い躍動感のある絵ですよね。
ルックスがとぼけた感じでイイですし、音楽的にものほほん&ほわわんなんで一時期凄くハマった。
知名度はそんなに高くなかったらしいけど70年代に頑張っていたそうです。
日本ではオリジナルラヴやフリッパーズがカバーしてたのと、ヒックスビルというそのマンマのネーミングのバンドのおかげで一気にメジャーになりました。
音楽通の間では昔から有名らしいんですが、奈良の田舎では殆んど知られてないでしょう・・・。

音の方はどうかというと、LOVIN' SPOONFULとかCCRに近いかな?いや遠いな。ジャグバンドっぽくもありーのジャズっぽくもあり〜のカントリーっぽくもあり〜のブルーズなのかぁ〜?って感じ。
それはバイオリンをフューチャーしていて、ギターがジャンゴ・ラインハルトっぽいからでしょう。

フリッパーズギターの一枚目や、ヒックスビルが好きな人は多分聴いたことあると思うけど、まだの人は是非聴いてみてください。
結構変態チックな陽気な音楽で、僕はダンおじさんのことをアコースティックZAPPAと呼んでます。口ひげサイコー!

このアルバムは近年の再評価により00年に復活したアルバムです。ゲストにブライアン・セッツァー、リッキー・リー・ジョーンズ、ベット・ミドラー、エルビス・コステロ、トム・ウェイツ、どう?渋いでしょう?
日本には無いグッドタイムミュージックというのを味わうならこれですよ!

from marr
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DEVO / Q: ARE WE NOT MEN? A: WE ARE DEVO! [米国] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2002/11/25 23:58

阪神の藪ではないです。
DEVO(ディーボ)という米国のヘンテコリンなバンドの78年発表のデビュー作です。
僕がニューウェーブ・テクノというと真っ先に思い浮かべるのがこのバンドです。
だからといって一番好きとか凄いとかそんなたいそうなモノではないのですが、なんていうか日本のニューウェーブバンド(プラスティックス近辺)はこぞってこれを真似ていたし(当然後から気付いたのですが)、ムーブメントの胡散臭さをそのファッションやアートワークで体現していたので分かり易かったのではないかな。

いまだにポリシックスなんかはセンスの無い<そのマンマのパクリ>で音楽を聴く気にもなれないことしてますが、やはりパクるときはそこになんらかの批評性がないと本家の代用品にもなれないという良い例ですね。

見た目はふざけたバンドなんですが音の方は結構しっかりしてて、メチャメチャポップなんで今聴いても全然オッケーですね。
「MONGOLOID」は歌詞がかなり笑えるので好きだし、「(I Can't Get No)Satisfaction」はSTONESの曲を奇抜なリズムで全くDEVOの曲に作り変えてしまっててカッコいい!

とにかくDEVOで検索してアーティスト写真を探してください。メチャメチャかなりカッコ良いので・・・映像付なら絶対虜になるでしょう。

from marr


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