FLIPPER'S GUITAR / THREE CHEERS FOR OUR SIDE [日本] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2002/12/12 23:24

結構これが好きっ!てゆうのは勇気がいることで、僕なんか未だに大きな声ではいえません。
何故ならフリッパーズを好きな人はある程度オシャレで、センスが良くって、マニアックな音楽ファンですって言ってるようなモンで、奈良の田舎の中途半端な音楽好きは、パリで浪花節をひねるぐらい場違いな扱いを受けてしまいそうで・・・敷居が高いっ!

でも僕に言わせりゃ、大体ピチカートやフリッパーズは都会の情報の届かない田舎モンの為の音楽で、東京渋谷にいるようなナウでヤングな若者はもっと海外の最先端の音楽を聴けよ!って感じなんだけどなぁ。東京にいて彼らをもてはやしたのが上京した田舎モンだから仕方ないのかもね。
当時流行ってたのがWINKや工藤静香、プリプリやHOUND DOGでは都会も腐ってたからしゃーないか・・・

あっ!奈良にはネオアコ(注)の土壌があるって知ってます?ネロリーズは奈良出身だし、ちょっと違うけどジッタリンジンも奈良出身。やっぱりグラスゴーのようにある程度田舎じゃないとネオアコは無理。ちょっとダサいのが素朴さにつながる。東京でやると彼らのようにヒネた感じになってしまうんでしょう。
ヒネたところが魅力ですが・・・

89年発表の1stは全曲英語詩。これがまた取っ付き難くした最大の要因。タイトルは英国のORANGE JUICEの曲からとってます。
サウンドはネオアコファンならすぐわかるような引用しまくりですし、歌詞の中にも固有名詞を埋め込んで、マニアがニヤリなネタてんこ盛り。
しかしネオアコの名盤といわれるアズティクカメラの1stや、ペイルファウンテンズの1stと比べても全く遜色ないネオアコ名盤のひとつです。
徹底して自分達の好きな音楽をリスペクトしているんで(これ、つまりネオアコの本質)、彼らに啓蒙されて洋楽マニアになった人もきっと多いでしょう。僕も海外のインディーズ漁りだしたのは彼らのおかげですし・・・

「GOODBYE,OUR PASTELS BADGES」は日本人アーティストで一番好きな曲です(断言)!

(注)ネオアコ・・・ネオアコースティック。どんなの?って聴かれても言葉で説明しにくいんで、とりあえずこのアルバムをレンタルでもいいから聴いてください。気に入ったら自分で勉強しましょう。お薦め盤の質問は受け付けます。

from marr
[返信閲覧] [修正・削除]

PSY・S / レモンの勇気 [日本] [SONG] 返信:0件 登録日:2002/11/09 15:53

87年発表。
実はあまり詳しくないけど、僕が高校の時初めて撮ったVIDEOのテーマ曲として使ったので思い出深いです。
選曲はたびたび登場するテクノ君で、クラスの文化祭の出し物を二人で自分達の好き勝手に撮って上映した青春の匂いがします。

松浦雅也(pro)は『パラッパラッパー』の音楽を担当したので有名。
chaka(vo)は歌は上手いのですが、凄くマズイルックスのおかげであまり売れてないですね。
すごく透明感のあるいい声で、しかもパンチのある日本人ではあまりいないタイプです。
でもあの顔だからlove songはちょっとキツイしなぁ・・・かわいそうだ。

最近『濱マイク』で売れたエゴ・ラッピンを見るとこの二人を思い出すのは僕だけかなぁ?

「レモンの勇気」はギターでexBARBEE BOYSのイマサが参加。いい感じでポワワァ〜ンとした音を聴かせてくれます。
作詞はサエキけんぞうでモー娘の「愛の種」(彼の仕事!)的な優しくかわいい歌詞です。
興味のある方聴いてみて。

from marr
[返信閲覧] [修正・削除]

RED WARRIORS / CASINO DRIVE [日本] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2002/11/09 15:28

いろいろウンチク垂れてますが、こんなモノも聴いてたヨ!ということで恥ずかしい過去ですね。

87年発表の2ND。1STのジャケがSEX PISTOLSの映画のシーンのパクリだったので(Lesson1)、それ風のバンドと思って貸しレコード屋でMICHAELの『BAD』と一緒に借りたと思う。
ところがあまりにも『BAD』が期待ハズレだったので、こっちばかり聴いてたなぁ・・・

当時J-ROCKにはエアロ風のギタリストはいなかったし、DAVID LEE ROTHのパロディーみたいな(vo)は笑えたし(例えるなら他の芸人がする物真似をパクっても平気な顔のナイナイの岡村みたい)、結構聴いたしギターもコピった。

木暮"SHAKE"武彦(g)は90年代米国に渡ってCATS IN BOOTSとしてメジャーデビューするも売れず失意の帰国、数年前にウンナンのTVで千秋のソロデビュープロジェクトに参加してるのを見たきりです。結構好きなだけに残念。

田所"DIAMOND-YUKAI"豊(vo)は解散後ソロとしてデビューも、DAVID LEE ROTHと同じく出すごとにセールスは落ち込み、元COCOと結婚するも離婚。現在は安物のミュージカルとかに出てると思う。

散々なことを書いたが、「WINE & ROSES」とかバラード系にはイイ曲沢山あるし、R&Rもボーカルトラックを抜きにしたら多分海外でもソコソコ通じるグルーブある曲ですよ。
エアロ好きな人は気に入ると思うなぁ・・・ボーカル以外は・・・

from marr
[返信閲覧] [修正・削除]

悩み無用 [日本] [SONG] 返信:1件 登録日:2002/11/07 11:52

ちょっと最近和田アキ子の歌がいいと思っています。
リーブ21(かつら)のコマーシャルの歌っていいですねぇ。これこそまさにSHOUTの女王!シングル発売されないんですかねぇ。ひょっとして関東ローカルなんでしょうか?
by おっちゃん
[返信閲覧] [修正・削除]

森山達也 / JUST A PRETENDER [日本] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2002/11/07 00:13

森山達也?って人もいるかもしれないけど、THE MODSのリーダーの人です。
彼が85年に(おそらく唯一)ソロで出したアルバムです。

THE MODSはTDKのCMソング「激しい雨が」で大ブレイク!「バラッドをお前に」は坂上忍の『もう学校なんていらない〜東大一直線〜』の主題歌(有森也実もデビューしたてやったかな?)となり、その後「雨のハイウェイ」もまずまずのセールスだったと思う。
そんな上昇気流で、僕の中学でもブラックキャッツと人気を2分していたんだけど、僕は硬派なTHE MODSのほうが好きだった。

何といってもまんまTHE CLASHなルックスとTHE MODSと言うネーミング!僕は彼のこのちょっとした勘違いが大好きだ。
昔タランティーノが流行った時も、「ヤツと俺は同じ匂いがする」とかいって興奮してたけど、タランティーノっておもっきり文化系のオタクじゃない?

そんなキュートな彼がもう一発当てようと化粧品のCMソングとして「LOVE,かくし色」をリリース!
ジャケとタイトルで勘のいい人は気付くでしょう、一風堂の土屋昌巳が全面プロデュース。
しかしここまで徹底するともうカッコええとしかいいようがないっす・・・僕なら断るけど。

アルバムとしてもバックをツッチー人脈でいい人固めてるし、ツッチーも弾きまくりでサイコー!

とりあえず80年代中盤の日本ROCKの徒花。
彼の家の暖炉の上にこのジャケが飾ってあることを想像して・・・JUST A PRETENDER

from marr
[返信閲覧] [修正・削除]

佐野元春 / NO DAMEGE [日本] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2002/11/02 22:34

80年代日本でROCK好きな人なら一度は通る道。
僕も例外では無かった・・・
<街角のクレイジー プリティ フラミンゴ><OH!アンジェリーナ 君はバレリーナ>とか訳のわからない歌詞が僕のBRUCEアレルギーから守ってくれたんでしょう。

これはそんな彼の初期のBEST盤。
ジュリーが歌ってた「彼女はデリケート」はやっぱ彼が歌ったほうが、言葉をリズムに乗せるという意味でカッコイイですね。
日本人で最高のROCKボーカリストでしょう。(飛鳥涼は2位ということで・・・)

このあとアメリカへ渡って『VISITORS』を創るのですが僕は当時は取っ付き難かったかな。大人って感じがして。

このアルバムはA面BOY'S LIFE SIDEとB面GIRL'S LIFE SIDEとに分かれてます。
『QUEEN U』みたいでしょ?
<14のありふれたチャイム達>あなたはどちらのSIDEを聴きますか?
from marr
[返信閲覧] [修正・削除]

一風堂 / すみれ September Love [日本] [SONG] 返信:0件 登録日:2002/10/30 22:12

PUNKだとかTECHNOだとかNWとか全くわからない小学生も、ホウキを腰に抱えて「ザ・ベストテン」で見た研ナオコに似たオカマのおにーちゃんの物まねをするほどこの曲はヒットしたし、新鮮だった。

SHAZUNA(あってる?)がカバーしたので若い人でも知ってると思うけど、ハッキリいってあれは糞です。

この曲のおかげで僕はJAPANやDURAN DURANを知ることになり英国好きの原点となったんです。
化粧品のCMソングだったので繰り返しTVで流れるし、ナヨナヨしながら腰の軽いギターを弾く土屋昌巳のインパクトは、「ロックはツイスト!(世良正則)」だった当時の日本では非常に印象深かった。

後で土屋昌巳が日本より海外で有名だったと聞いて、「恐るべし偽研ナオコ」とあらためて尊敬。
しかしDURAN DURANとのコラボとか、「夕ニャン」に出たり『沙耶のいる透視図』という映画に出たり80年代中盤は結構派手でした。

キーボードの見岳章は「川の流れのように」の作曲者です。
ジャケは『LUNATIC MENU』より。
[返信閲覧] [修正・削除]

FISHMANS / FISHMANS1991-1994 [日本] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2002/10/30 13:09

「癒し」って言葉が流行ったけど、なぜか日本人はマスコミに取り上げられた癒しポイントに殺到し、一生懸命癒されようとする・・・それで癒しになってるの?

僕なんかは疲れた時このアルバムをかけながらベッドに横になる。

佐藤伸治の書く詩は、やたらのん気だ。
「周りなんて気にせず、素敵な音楽と君と一緒に歩いてこう」っといったメッセージが全ての曲に溢れてる。
時代に対する危機感や、ロックのもつ攻撃性をあえて「社会性の拒絶」と言う形で表す。
多くの人を対象にせず、君と僕という最小単位での革命。
でもこれが最も難しいんだな。

人は弱いから群れる。群れるから周りに流される。個人がしっかりとした自意識を持って物事に対峙していけば、もっと素晴しい世の中になるのになぁ。

<僕らは歩く ただそんだけ>
初めて聴く人には、とっつきやすいこの初期のシングルベストがおすすめ。
FISHMANSと一緒に「WALKIN'」
from marr
[返信閲覧] [修正・削除]

電気グルーヴ / KARATEKA [日本] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2002/10/30 13:01

「SHANGRI-LA」でおなじみの電気です。
一応僕もYMOとかKRAFTWERK,NUE!なんかは聴いていたので、テクノ入門者ぐらいの知識はあるのですが、どっちかというとNW系のDEVOとかB-52'Sのようなエキセントリックな奴が好きでして、あまりシンセや音楽的な深みにははまってないのでトンチンカンなコメントになるかも?

砂原良徳が『カルトQ』のYMO編にでたときはこいつすげえ、と思ったのですがYMOファンにいわせるとあんなの常識らしく、僕は音楽通を名乗るのをその日以来やめました。

さて電気ですが、このアルバムは最もピエール色の濃いアルバムです(3rd)。
「SHANGRI-LA」で聴くようになった人は「ピエールってポンキッキーズの人?」ぐらいで、卓球がBIGになりすぎた為ただのダンサーみたいになってしまいましたが、初期電気での彼のラップと、その歌詞には鬼気迫るものがあります。

今ではココリコの番組で「ヌーン!」とかいってますが、彼の「HI-SCORE」でのラップはそんなのんきなものでなく、まさにステレオのスピーカーを壊さんばかりの勢いです。

<会社を気軽に休んでいくあてもなくぶらっと入るゲームセンター
地球を守る人を殺す服を脱がす50円でやり放題
いままで無趣味な男と呼ばれて肩身の狭い思いをしたけれど
レバーとボタンで神になれ世界征服だねらえハイスコア>
(HI-SCORE)WORDS ピエール瀧

HMVとかの試聴でも結構です。初期電気のピエールのラップを味わって下さい。
from marr
[返信閲覧] [修正・削除]

中村一義 / 金字塔 [日本] [ALBUM] 返信:0件 登録日:2002/10/30 13:00

好きなんだけど困ったことにあまりよく知らない・・・
最初出てきたときは、コーネリアスがWEEZERみたいな音楽やってる感じかな?って失礼なこと思ったんだけど。

この近辺の人達は総じてルックスが悪い。
サニーデイサービスとかキリンジとか・・・日本でいい音楽つくるひとは大体ルックスが悪い。『はっぴいえんど』が好きな奴は大抵ルックスが悪い。
そんな中、中村君(そんなイメージなんで)は車のCMに出るくらいかわいい。というかヒネてない。

彼も宅録派の独り班の人なんだが、僕は昔からこれに弱い。
TODDにPRINCEにSTEVIEに岡村ちゃん。なんか一生懸命作ってる様子が目にうかぶじゃないですか。

歌詞もなんか独特で句読点バラバラなのは好きではないんだけど、中村君の場合はそうやってわかりにくくしないと聴いてるほうが恥ずかしくなるほど純粋な言葉を綴っていく。

<もし、神がいるのなら、夕飯でも一緒にして、帰り際に言うんだ。「誰だって君だ。」>(いつか)

テレビに沢山出るようになってもその感性だけは無くさないで欲しいなぁ。
from marr
[返信閲覧] [修正・削除]