鉄山1563m〜修覆山1846m〜弥山1895m

H19年8月26日
参加    3名
コース概要
大川口登山口→鉄山→修覆山→弥山→行者還トンネル西口(車を大川口とトンネル西口にデポする)
コースタイム
登山口 7:05→鉄山 9:31→修覆山 11:26→弥山 12:28→トンネル西口 14:50
何年か前に来た時もあった看板、「鉄山から弥山ルートは危険につき入山禁止」はそのまままだ。
でも登山口大川口にはたくさん車が駐車しているし、少し入るとツェルト泊らしいパーティもいる。


(バリゴヤの頭と右に大日岳))

この登山道は正真正銘最初の1歩から急登が始まりしばらく4駆状態で急登を登る。
すぐに高度をかせぎバリゴヤの頭、大日岳も見えてくる。

木の根絡みの上り、明るい自然林、植林と繰り返しつつ、時々開ける展望は絶景、大峰の名峰が次々にお目見えする。
行者還、大普賢、山上ヶ岳、稲村ヶ岳などやっぱり馴染みの山々が見えてくるのはとてもうれしい。


(バリゴヤの頭 後方に稲村ヶ岳 山上ヶ岳)

休憩はココと決めていた↑
厳しい上りから一転して草原状で展望が一気に開ける所、川迫川とダムが真下に、大峰の山並みがドンと望めるところ。
いつ、どこから見てもいいなァ〜と思える。

木の根だけで持っているヤセ尾根も少なからずありやっぱり大峰の山、久々に大峰の醍醐味に浸る。
巨木、巨岩、倒木、苔、シダ、笹、緑、み〜んないい。
鉄山は三つのピークがある。どのピークもアスレチック並みで岩や木を掴んで登る。
1つ目のピークから残る2つのピークを見る。

鉄山山頂は狭いけれど片側の展望が開ける。


(山上ヶ岳 大普賢岳 行者還岳)

修覆山(1846m)へもヤセ尾根が続く。


(修覆山山頂)

巨木のすさまじく大きな根が道を覆う、と言うよりそれしか上るところがない。テープが途切れたり、トレースも危ういところもあり地形図とコンパス、高度計は必携だ。

メンバーがやっぱりこんな山が楽しいな、と言う。全く同感。
地形図を見ると今日の上りはここまでらしい。ヤレヤレ〜。

修覆山からはちょっと気がかりな大倒木帯。多分テープも殆どなかったように思う。
4駆の上りはないけれど倒木をくぐったり、跨いだり、これではメタボの人は通れないのじゃない?と思えるような狭路通過が何度もあり、後ろから来ているメンバーが通れなかったと笑っていた。

立枯れと倒木と苔と、歩き難いけれど、立枯れの木を通して見る大普賢や行者還などもすばらしく絵になっている。
秋を思わせる高い空で今日は展望が素晴らしい。


(大普賢岳)

道なき道(テープも殆ど無い)の大倒木帯の中で若いトウヒが元気いっぱいの緑をみなぎらせているのに出会うと本当にうれしくなる。倒木は森の母、幼木が元気に大きく育ってと思う。

弥山小屋の発電機の音が聞こえてふいに大きな屋根が見える。ここまで誰にも会わなかったのに、小屋前はにぎやかでいきなり現れた3人に怪訝なまなざしが注がれる。
国見覗きで休憩してトンネル西口へ下る。いつもの道が何だか非常に単調に思える。

歩いた尾根を振り返りつつ今度は紅葉の時期がいいな…、またしばらく大峰の秋にはまりそうな予感がする。