笙の窟尾根を歩く
和佐又口〜展望コース〜笙の窟尾根〜P1505〜指弾の窟〜和佐又ヒュッテ

H19年2月11日
参加   19名

この暖冬で雪は期待出来ないものの、大普賢岳への道から見る笙の窟尾根〜P1505は魅力いっぱいでした。
今日は近鉄橿原神宮前駅からマイクロバスで出発します。
下北山村の土砂崩れのためR169は新伯母峰トンネル手前で通行止めになっていますが監視の人に和佐又方面と言へばゲートをあけてくれました。バス停和佐又口は先着のマイカーが何台か止まっています。
和佐又展望コース登山口から入ります。雪はありません。
いきなりつづら折の階段で19名ともなるとラストがまだ1歩も踏み出していないのにトップは3コーナーほど登っています。(^^ゞ
少し上がると待望の雪、数センチ!上はもう少しあるのかなぁ…

1時間ほど上がった地点で展望コースから外れ、笙の窟尾根へよじ登ります。(この地点に標示、テープはなし)

(尾根に上る)
尾根にでると風当たりが強く雪もチラチラと舞って来ます。(尾根にはテープあり)
しばらく樹林帯の緩いアップダウン尾根です。和佐又山や日本岳がどんより重たげに見えています。
風を避けるとさほど寒くはなく、サラサラの雪の上で各自昼食にします。
ちゃっかりコンロ持参のリーダー円ちゃんの横に座って沸騰したお湯をもらってスープです、冬はこれに限るぅ〜〜〜。
1505のピークはその形から直下はかなり激上りかな・・・
だんだん急斜面になってきます。何人かアイゼンをつけた人もいましたが、木の根、岩などがあり、まぁ〜行けるか〜?
念のためリーダーがザイルを出してくれました。

露岩の直下はさすがに凍っています。慎重に1505のピークへ。


(P1505からの展望  左画像=日本岳・小普賢岳・・・・・右画像=小普賢岳・阿弥陀ヶ森・伯母谷覗き)

狭いピーク(数人しか立てません)からは隣に日本岳、横に小普賢岳、大普賢岳はその奥で見えませんが何度か行った阿弥陀ヶ森〜伯母谷覗きも冬空に寒々としています。
あの降り注ぐ緑とシロヤシオ咲き乱れる穏やかで、優しい、癒しの阿弥陀ヶ森の冬はこんなに厳しい姿です。

でも、でも、春には縦走しよう!とひそかに心に決めた瞬間でした。
この先は鷲窟、笙の窟、朝日窟等の上部岩場になり、我々は引き返し指弾の窟へと下ります。
指弾の窟は夥しいつらら!

トウヒ(?)に積もった雪。テトラポットみたい〜

後は和佐又のコルへ、見返り台地から今日の足跡が見てとれました。
笙の窟尾根と↓右から1505のピーク、(やったぁ〜あの上に立ったんだぁ〜)日本岳、小普賢岳が3つ仲良く並んでいます。

いつもファミリーで賑わうヒュッテ前は雪もなく閑散としています。ぬかるんでいてこれではソリ遊びも出来ません。
下山後の靴は雪山に行ったとは思えない泥靴状態になっていました。
コースタイム
登山口 8:50→笙の窟尾根に出る 9:58→(この間昼食30分)→P1505 13:05→指弾の窟 13:32→和佐又のコル 14:05→和佐又ヒュッテ 14:25