鞍馬〜貴船へ

H19年 1月17日
参加     6名

久しぶりに鞍馬を歩いてみたくなり出町柳から叡山電鉄に乗ります。
パノラミック車両「きらら」は座席が窓に向かっていて、大きな車窓は動くパノラマスクリーンです。
今日は滴る緑、紅葉時には燃える紅葉の真っ只中…というロケーションになるのですね。
近畿の駅百選に選ばれた鞍馬駅、鞍馬山を背景に周りの景観にしっくり溶け込んでいます。

駅に降りると一番に感じるしんと張り詰める冷気(市内とは4度ほど違うそうです)草木の匂い、そして鞍馬と言えば牛若丸、その牛若丸に剣術を教えたと言うゆかりの大天狗です。

俗界から浄域への結界門、仁王門から入ります。
九十九折参道は枕草子に「近うて遠きもの、鞍馬の九十九折と言ふ道」と詠まれたところ。他には「思はぬ兄弟、親族の中。12月の晦日、正月1日のほど」など…。
階段の多い参道を上り本殿から比叡の山並みです。春には桜、秋は華やかな紅葉に染まるのでしょう。

木の根道と鬱蒼とした古木の大杉権現社。岩盤が固く根を張れない杉の根が押し寄せるような不思議な模様を描いています。樹齢は約千年とか、のしかかるような大木、その根には計り知れないエネルギー、パワーを感じます。

義経堂。幼い牛若丸が昼なお暗い僧正ヶ谷で、どのような思いで剣を学び、何を胸にこの木の根道を駆けていたのか、哀れを誘います。

奥の院魔王殿から下り西門から貴船川を渡ると川床であまりにも有名な貴船です。
清流沿いには料理旅館、お土産店、お茶屋などが立ち並んで、赤い毛氈の床几などさすがに京の奥座敷といわれる所以です。平日でもあり閑散としていますがそれでも何組かのハイカーに出会いました。
貴船川は鴨川の源流であることから貴船神社は水の神様、縁結びの神様。二の鳥居から赤い灯篭立ち並ぶ石段は幾何学模様の参道です。
本殿にはご神木の桂や水占いのご神水がありました。

中宮は結社(ゆいのやしろ)縁結びの神様です。
中宮と奥宮の間にある相生の杉。根を同じくする2本の杉で樹齢1000年といわれる大杉です。

奥宮はさらに、さらに、静寂の空間、しんと張り詰めた空気が漂い古木と清流の聖域です。朱塗りの楼門、本殿、伝説の舟形石などがあります。

和泉式部ゆかりの恋の道を貴船口へ帰ります。
貴船は「水源の森百選」に認定されています。清流と緑が大変美しく、目にも心にもとても優しい森でした。

雪の貴船もきっと、もっと素敵でしょう。いつかめぐり合いたいものです。