支笏湖三山
恵庭岳(1319.7m)樽前山(1023m)風不死岳(1102.4m)
H24年9月28日29日(4名)
9月中旬、大雪山から始まる北海道の紅葉に憧れてこのくらいと日程を決めます。特に先輩方の行かれたニセコあたりの紅葉が美しいと聞き、それは、それは楽しみに心躍らせて機上の人となり〜〜〜ました。
さて、千歳空港からレンタカーを走らせて???どこにも紅葉の兆しない!らしき気配もない!青々している!
でもそこは何と言っても大北海道、アルプスでもない、信州でもない雄大な景観にすぐに魅了されてしまいます。
支笏湖三山とニセコのYHに3連泊してニセコ連山を歩き余市と積丹半島観光で遊んで来ました。
恵庭岳(1319.7m)
恵庭岳はアイヌ語でe-en-iwa 「頭が・尖っている・山」という意味だそうです。
(ツバメオモトの実・・・マイヅルソウの実)
この山はツバメオモトの山?と言うほどツバメオモトが多かったです。今は瑠璃色の実ですが、他の人のブログで真っ白のツバメオモト群生の画像を見てため息〜でした。
長〜いロープがあったり(80m〜90mあるそうです)一方通行になっていたり、岩場があったり急峻な上りですが林の中から飛び出すと見晴らし台があり展望が一気に開けます。山の形相は実に凄まじいものでしたが少しガスがかかって全貌は見えずこのくらいで良かったかも。
見晴らし台から見る山頂(ガスっている)と左に爆裂火口、途端に硫黄の匂いが鼻をつきます。
重い空に鮮やかな紅いツリバナが。
山頂は立入禁止、ここまでです。(8.5合目)ちょっと愛想ない〜か。
樽前山(1023m)〜風不死岳(フップシ岳 1102.4m)
樽前山は山頂に噴火による溶岩ドームが出来た三重式火山でこちらも山頂は立入禁止です。最高地点(1041m)は溶岩ドームの上です。現在入れる最高地点は東山(1022m)今もモクモク噴煙が上っています。
7合目まで車で入れるので外輪まではすぐです。
最初は苦手な階段ばかりでブブッーって感じでしたが、振り返ると支笏湖とそれを取り巻く山々がとてもきれいでした。
遮るもののない大展望ですがその分風当りがきつく飛ばされそうでした。空の色も怪しげで緑も何もない少々殺風景です。
シラタマノキが真っ白の実をつけています。ここの実はとても大きいです。Nさんがシラタマノキはメンソレータムの味がする、と言われたので別にメンソレータムが食べたい訳ではないですが、口に含むとメンソレータムと言うより結構甘くて美味しいのです。Nさんもあら?と不思議がっていました。でもその数日後ニセコでもう一度お味見すると本当にメンソレータムの味で美味しくなかったです。
夏にはタルマエソウ(イワブクロ)が群生するようです。
空模様も怪しいし外輪山だけで下山するか、風不死岳へ回るかかなり迷いますがあまりにきれいな風不死岳の姿にgo!です。
フップシとは面白い名前ですが(読めない)これもアイヌ語でトドマツのあるところと言う意味で、かってはトドマツの純林だったところが洞爺丸台風による大量の倒木でその面影はなくなったそうです。
樽前山はしっかり整備された道ですが風不死岳へは穏やかな尾根から一転して岩場あり、鎖場ありで楽しく上り応えのある山です。
山頂からは支笏湖はもちろん羊蹄山も見えるそうですが、今日はガスがかかったり、流れたりの繰り返しでした。
(風不死岳と支笏湖)