四姑娘山フラワーハイキングと4000m峰
憧れのブルーポピーとアツモリソウに会いたくて
H23年6月29日〜7月4日(12名)
行程
29日 関西空港→大連経由→四川省成都空港
30日 パンダセンター→夾金山(ジャオジンジャン)峠→日隆(リーロン)(泊)
1日 双橋溝(シャンチャオゴウ)→巴郎山(パーローシャン)峠→日隆(泊)
2日 四姑娘山麓フラワーハイキング→日隆(泊)
3日 夾金山峠→成都(op川劇観賞)
4日 成都空港→大連経由→関西空港
6月29日(関空〜成都)
暑い暑い関西の夏を脱出して花の四姑娘山へ、と思いは一気に4000mのお花畑ですが、関空を出発して大連経由の成都は暑っつ〜〜、蒸し暑い〜、これでは関西の夜と変わらないです。ネオン渦巻く成都の街(ピカピカでした)を専用バスでホテルへ。
30日(成都〜夾金山峠〜日隆)
成都郊外パンダセンターで愛らしいパンダちゃん。
バスで夾金山峠を経て日隆へ移動します。
途中雅安で激辛の四川料理の洗礼を受け、キツイ香辛料とあまりの辛さに全員食退気味です。
夾金山峠のお花畑、それは、それは素晴らしいお花畑、天上の楽園、到底人間界とは思えないです。
色とりどり、風に揺れるお花達はたとえようもなく愛しい。透き通るようなブルーはガラス細工と見紛うばかり、どの花も多分地球上で一番美しい色!
日本では少ない(と思う)スカイブルーの花にたくさん出合いました。
初めまして!!憧れのブルーポピー!
透けるブルー、ヴェールのような薄い花びらは神様の手からこぼれ落ちた花に違いありません。
ブルーのヴェールは風に揺れて、憂いを秘めて少し儚げです。
白い刺は厳しい高地で水分を蓄えるため、岩かげに咲くのは風雪に耐えるため、厳しい環境に耐えて今こんなに美しい花を2週間だけ咲かせていると思うと胸が熱くなります…。

※ブルーポピー
3000m〜5000mのヒマラヤ、チベット高原に自生する。花期は短く6〜7月の2週間程度で適度の雨と日中気温が25度を超えない環境に自生。
「天上の妖精」「幻の名花」「世界の名花」と絶賛の異名がある。
ここでは「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれるブルーポピーの他、パープル、イエロー、レッドポピーが咲いています。
サクラソウ、シオガマ、キンバイソウ、一面のお花がしっとり露に濡れ、花色の風がいたずらに花を揺らせています。
この風とこの花に包まれて、時が止まってくれたらいいなぁ〜。
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(レッドポピー・・・イエローポピー)
↑レッドポピーは他のポピーとは違って下向きにうなだれて咲きます。この状態で満開なのだそうです。
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(パープルポピー・・・サクラソウ)
(シオガマの仲間)
でも上りは息が切れる、と言うのを初めて体験しました。 (;´へ`)
日隆は標高3160mに位置し、白い石造りの家、ホテルなど立ち並ぶハイキング、登山、トレッキングの基地です。小さな土産物屋さんもあります。
2008年四川大地震のつめ跡もまだ残っていました。新しい建物は震災後に建てられたものなのでしょうか。

7月1日(双橋溝〜巴郎山峠)
双橋溝へアツモリソウを探しに行きます。と言っても単独では到底見つけられない花です。
現地ガイドさんやツァーガイドさんは何度も来ているのでよくご存知です。
それにとても目が早い!「あッアツモリソウ咲いてますよ〜上の方にもいっぱい〜、ユリも咲いてるぅ〜」なんて感じで。
目が慣れるとあるある〜いっぱい咲いてる〜〜〜。でもこんな所でも盗掘されてどんどん減っているそうです。存在が大きいから目立つ花ですね。
山水画そのものです。(西の谷)
ワスレナグサやシオガマ、サクラソウほかたくさんのお花が咲いています。
サクラソウがピンクのじゅうたんになって喜んで写真を撮っていたらイノシシとヤクに睨まれました。怖っわ〜

チベット仏教のマニ車。山中でも街でもいたる所にあります。
(円筒形で側面にマントラが刻まれており内部はロール状の経文が納められている。回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳がある。)

ブルーポピーを求めて午後は巴郎山峠へ
ブルーポピー、パープル、イエロー、レッドポピー、一面のお花に酔っています。
エーデルワイス、クロユリ、サクラソウ、花に酔って目まいがしそう〜。
でも空気が薄い!酸素が少ない!
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(エーデルワイス・・・サクラソウ紫)
息が切れる〜、花を撮るのにかがんで息を止め、そこで立ち上がると息切れがします。
2日(四姑娘山麓〜無名峰)
四姑娘山を仰ぎつつ花の稜線散歩です。稜線上4085mのピークを目指します。
滞在しているホテルのすぐ近くに登山口があります。
アズマギク、ムカゴトラノオが一面に咲く草原に山羊、牛、馬がゆったり草を食む光景はまるで絵本の中にいる気分です。

次から次にお花があふれています。やはり日本で見る花とほんの少し違うようでシオガマの仲間?、タツナミソウの仲間?、オドリコソウの仲間?イチゲ?という感じです。

雲の中に白い四姑娘山が見えて来ました。
名前から来る先入観か人を寄せ付けない厳しさと言うより貴婦人のような凛とした美しさ、雪を装い花をまとった華麗な貴婦人。

酸素の薄い状態に気分の悪い人がここで何人か下山します。
広い草原はどこまでも花畑、宝石箱からあふれ出るように咲き乱れています。きっとあの青い空の向こうまで続いているのでしょう。
目指すピークは一面の黄色いサクラソウでした。
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(ユリ・・・無名峰のサクラソウ)
ここで引返します。ツァーガイドさんの高度計は4120mを表示しています。時間も押して来ました。
下りは息切れも何もしません、抱えきれないお花を胸にルンルン♪♪♪気分で下山します。
ホテルに帰りずっと止められていたビール解禁!ヤッホー!
ちょっと淡い青島ビールでしたがど〜〜〜んなに美味しかったか〜〜〜!!!![]()
最高のカンパイをしました。
ブルーポピーにカンパイ!アツモリソウにカンパイ!天上のお花にカンパイ!貴婦人にカンパイ!
3日(日隆〜成都)
成都に帰りますが夕刻大雨、雷で成都は水浸し、マンホールから水があふれ道路は川と化し道行く人は靴を手に裸足でずぶ濡れです。車が動かないのか押している人、停電、大渋滞とパニックでした。
薬膳料理をいただいて初めての川劇観賞、大雨のおかげで時間が押して慌しいけれど楽しい最後の夜でした。
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憧れの花旅は胸いっぱい美しい色の思い出になりました。
あの四姑娘山を彩るお花達は今日も風に揺れているのでしょうか?
神様の手からこぼれ落ちたお花達はあの風の中、あの姿のまま、今も私の心の中で揺れ動いています。