姥 ヶ 岳(1463.6m)
福井県 大野市
H22年6月9日(3名)
山姥が住んでいたと言われる姥ヶ岳はブナの美林と、オウレン、サンカヨウ、ミズバショウ咲く、名前から来るイメージとは全くうらはらな花山です。山姥さんはさぞお花好き、きれいなお花に囲まれて幸せな日々だったのでしょうね。
山頂付近はカタクリもたくさん見られました。
ブナ林以外は花の見頃を過ぎて、一面のオウレンは花の形の種子になり大きな葉っぱと真白のサンカヨウはびっくりする群生でした。
オウレンの開花は5月中旬頃のようです。雪が舞ったような真白いオウレン畑を是非見たいです。
オウレン種子↓(トケイソウみたい)
昨日早朝奈良を立ち、鬼ヶ岳(福井県武生市 ササユリがたくさん咲いていました)でウオーミングアップ、越前岬で宿泊しゆったり、のんびり露天風呂に浸り準備万端です。
大野市街からR157を南下し真名川ダムを過ぎて麻那姫湖畔を走り巣原橋を左折します。(平家平→の表示あり)
平家平への林道は非常に狭く急カーブの連続で未舗装部分もあり緊張です。私とMさんは車窓からダム湖畔を眺め、ニセアカシヤや藤の花、桐の花を楽しんでいました。
平家平登山口はゲートがあり一般車両は通行禁止です。(駐車場あり)
ゲートから入るとすぐにサンカヨウの大きな葉が目立ちます。続いてオウレン畑、ユキザサも真っ白い花をたくさん咲かせ、ラショウモンカズラも群生でした。
サンカヨウ↓
一面のサンカヨウです。
まぶしいブナの新緑の下はオウレンのじゅうたんでブナの葉にさえぎられた日差しは柔らかく清清しい緑の空間が続いています。心和むブナ林はまさに癒しの森そのものです。
姥ヶ岳が目的ではなくブナ林に憩う人、写真を撮りに来る方も多いそうです。
ブナ林とオウレン畑↓
ミズバショウ自生地があります。ミズバショウは巨大な恐ろしく元気な葉っぱだけでしたがその時期にはたくさん咲くようです。
登山口が1000mに近い地点できつい上りも危険ヶ所もなくアップダウンも少ない全体に緩い上りでゆっくり花を楽しむことが出来ます。
山頂近くは殆ど平坦でカタクリが見られ近畿では少ないムラサキヤシオが見事に咲いていて感激でした。(ムラサキヤシオは滋賀県以東と言われている)
山頂から白山、荒島岳方面の展望と笹生ダム
他にはとてもきれいなムラサキマムシグサ・簪のようなウリハダカエデ
ホウチャクソウ・ラショウモンカズラ
エンレイソウ、ユキザサ、ツクバネソウ、ミツバオウレン、イワウチワなどが見られ、トチの巨木があり森林浴と花のパワースポットです。
コースタイム
平家平登山口 9:22→ブナの森 10:10→山頂 12:07〜12:30→ミズバショウ自生地 13:10→平家平登山口 14:23(所要時間約5時間 含休憩)