高島トレイル
(生杉〜三国峠〜クチクボ峠〜P803m)

H22年10月29日
生杉ブナ原生林の紅葉はさぞや鮮やか、華やかと期待して行きました…が、何と原生林は青い青い森でした。
でも深く苔蒸す静かな芦生の森はしっとり、思わず大きな、大きな深呼吸をしたくなる芳しい緑の森でした。
生杉ブナ原生林から三国峠〜P803m地点まで高島トレイルを歩きます。この三国峠(ミクニ峠と読む 国土地理院の地形図には三国岳と表示されている)が大したクセモノ!!!なので〜す。
三国峠と言う山頂(ピークなのに峠?)でありその東南に三国岳(サンゴク岳と読む)があり、以前に三国岳(サンゴク岳)に行ったのでてっきりそこを通るものと思っていたのに全然違うのです。
それに加えて国土地理院の地形図ではどちらも三国岳と表示されています。私の頭はこんがらがって、キツネにつままれ状態、クチクボ峠とナベクボ峠が同一峠だったり???…。★?@◆ 私だけの勘違いですが。
生杉林道車止めゲートに原生林の遊歩道入口があり、東屋、トイレ、Pスペースもあります。
この遊歩道から入れば良いのですが、地蔵峠まで行こうとこれを通り過ぎゲートから林道を行きます。
両側のブナ林は青々としてまだまだ黄葉はありませんが、爽やかブナ林です。

地蔵峠から三国峠への道が分かり辛く(netでもそう書いてあった)はっきりした表示がありませんが、ここしかないだろう、と小道に入ります。
次第に踏跡が乏しくなり、方向確認して間違いはないと思いながら進むと下って来る方に出合いどうやら許可証がないと入れないところ(枕谷)に迷い込んだようです。(テープは殆どなくて有るか無きかの踏跡程度)

小さな流れを何度も渡り返し、ブナの巨木を見上げ、大きな倒木をまたぎ、原始の匂いが残る森です。
数本の赤や黄色の黄葉を愛で、フカフカの落葉を踏んで少し時間をロスしましたが三国峠(山頂)につきます。
比良山系の山並みが見え一番高いのが武奈ヶ岳ですが〜、特定出来ません。

三国峠からは高島トレイルの標識があり道は明瞭で自然林、尾根歩きは爽快です。(それでもクチクボ峠になっていたりナベクボ峠になっていたり)
どこまで行っても美林、美林です。

雪と風にダンスをしているような…、三重嶽に行った時も同じような光景を見ました。冬の厳しさ、そのまま。

P803地点で引返し帰りは三国岳から遊歩道を下ります。原始の趣ただよう静寂のブナ原生林にどっぷり浸りました。
コースタイム
林道ゲート 9:50→地蔵峠 10:20→三国峠 11:55→クチクボ峠 12:25→P803m地点13:45→三国峠 15:00→三国峠登山口 15:40