己 高 山(923m)
(コダカミヤマ) 滋賀 湖北
H21年4月4日
今夜はきっとイワウチワの夢を見ることでしょう!

初めてイワウチワに出会ったのは10年前の横山岳でした。ひらひらとヴェールのような花びらをふるわせ、春風にたわむれ、斜面をピンクに染めて何と可憐で可愛い花と大感激でした。それからいろんなところで出会うことはありましたが未だに横山岳のピンクの斜面は強烈に焼きついています。
天気予報は悪かったけど何とか午前中くらいは持ってくれるかな…の希望的観測は敢え無くはずれ、木之本ICからポツポツ小雨模様、動き始めたワイパーを恨めしく、空しく見つめています。折角の大好きなイワウチワに会えるのに…。

今日のイワウチワ山行はとても楽しみにしていました。何しろ大群生ということでしたので。
雨の日はそれなりの風情と思いつつも、鈍い空に低く立ち込めた雲がちょっと悔しいです。
木之本ICを降りてR303を「己高庵」の標識に従って行くと木之本町古橋(バス停)に着きます。ここに数台駐車可です。
林道は雨にもめげず健気に咲くミヤマカタバミの白い花、スミレ、ショウジョウバカマ、少し遅めのイカリソウ、やけに元気の良いシャガなどが「雨の中、ようこそ〜」

登山口からしばらくは急登です。
花の山にふさわしく山道の両側はイワウチワの群生、丸いピカピカのイワウチワが登山口(尾根コース)に入った途端に迎えてくれます。(登山道はいくつかあるようです)


でもこの辺りはまだ序の口、序の口、3合目から六地蔵、鶏足寺跡と大群生は続きますが哀しいかな、雨に打たれ、はかなげな花は一層はかなげに濡れて、うつむいて…。でも濡れたイワウチワもとても風情がありました。
ただカメラが防水にはなってないので躊躇しながらです。この前に使っていたカメラはレンズにカビが発生してしまいました。


一面のイワウチワは登山道まではみ出して踏まないように細心の注意をします。
淡いピンクから濃いピンク、ピンクの縁取り、白とイワウチワにもたくさんの色があるのですね。
瑞々しい緑の中にヤブツバキや白さが際立つタムシバも多く、ショウジョウバカマやイワナシにも出会いますが断然イワウチワが咲き競っています。
筒状の愛らしい形のイワナシ、とても可愛いです。


(イワナシ)
緑が大変美しく山道には膨大な広葉樹の落葉、ということは秋の紅葉もきっと素晴らしいのでしょうね。
でも今日はイワウチワの山、花の道は続きますが傘をさしての撮影は思うように行きません。(−−;)このあとイワカガミ、クリンソウなどもたくさん咲くそうです。


中腹あたりにある六地蔵は中央に大きなお地蔵様(お母さんかな)をはさんで可愛いお地蔵様が3対づつお行儀よく並ぶファミリィー地蔵です。とても可愛らしく微笑ましいお地蔵様です。
鶏足寺跡は山中にしては広大な平坦地です。ここに礎石などから8棟以上の建物があったと確認されています。
苔ついた石積みや壊れた石垣、点在する古木など、ここはレトロな風が通り過ぎて行きます。
風と雨が避けられる大木の下でそれぞれ休憩します。

このあたりから笹が多くなってきます。
山頂直下にもう一度急登があり濡れて滑るので(ロープあり)要注意でした。
山頂は三等三角点があり東南方向に伊吹山が見えています。展望は伊吹方面だけです。
雨止まず、ここには花もなくすぐに下ります。

ピストンですからもう一度イワウチワに会えるのはうれしいですが少し雨脚が強くなり、春風に揺れるお花達の笑顔にも出会いたかった〜と未練たっぷり、心残りでした。
きっとまた違う季節にも是非訪れたい山のリストに間違いなく入る山です。
コースタイム
古橋駐車場 10:10→仏供谷登山口 10:30→六地蔵 11:15→鶏足寺跡(昼食)11:55〜12:20→山頂 12:38→登山口 14:12