三 峰 (1235m)
ゆりわれコース

H19年11月11日
参加    16名

個人的には殆どみつえ青少年旅行村から樹氷を見に登る三峰山に三重県側月出登山口から入ります。
桜井から国道R166を高見トンネルを抜け松阪市に入り飯高町、桑原地区で左折して飯高北奥林道を走ります。この林道に登山口が月出、ゆりわれ、福本と3つあるようです。
今日は月出登山口〜新道峠〜山頂〜八丁平〜ゆりわれ登山口のコースです。

林道ですでにかなり高度を稼いでいます。登山口にはそれぞれ結構広い駐車スペースがあるので月出登山口とゆりわれ登山口に車をデポしておきます。
新道峠までは植林ですが、その中に時々広葉樹があり黄色やオレンジ色に色づいて目を楽しませてくれます。針葉樹の枯葉の中に今日の風で散った鮮やかな落葉を見つけ足元もなかなかきれいです。

小1時間ほどで新道峠です。

新道峠はガスの中、幻想の中、深い秋、押し寄せる晩秋。
紅い葉の下は紅いじゅうたん、黄の葉の下は黄のじゅうたん、入り混じった木々の下は七色です。
色付く落葉、名残の紅葉、紅葉しきれない葉、白いガス…ひしひしと迫る冬のわずかな隙間はこんなに華やかです。

峠から少し進んだところにヒメシャラ群生地→の表示があり左折して立ち寄ります。(行き止りなので同じ所に帰ります)
美林が続きカサカサと七色の落葉を踏んで歩きます。踏むのはもったいない〜くらいです。風がきつくとても冷たいのですが、風が無ければこの鮮やかな落葉のじゅうたんはあり得ませんね。

八丁平は案の定風が舞って猛烈に寒い!長居をせず山頂へ急ぎます。
山頂の林の下、風をよけてお昼を済ませ八丁平からゆりわれコースを下ります。

こちらのコースもシロヤシオ群生地、ブナ大木林とあり、カエデ類も多くやや遅目ですがきれいな紅葉に出会いました。
風で雲が飛んで青空ものぞき台高の山々が見えてきます。

帰りに月出中央構造線(国指定天然記念物)を見に行きました。
この構造線を境に南側は黒岩片岩、北側は圧砕石と全く成因の違う岩石が分布してその様子がはっきり見える所です。

ゆりわれコースは三峰山の南斜面で殆どが自然林ですので、秋色を目にいっぱい取り込んで晩秋の山たっぷり楽しむことが出来ました。
登山口が高い位置にあり歩行時間も短くこの時期オススメです。
コースタイム
月出登山口 8:35→新道峠 9:33→山頂 10:40→ゆりわれ登山口 12:35