位相差顕微鏡で、歯垢を検査すると、糸ミミズのようなトレポネーマという歯周病原菌(嫌気性菌)が歯周病の進行した症例で多く存在しています。
また、歯周病の症状があまり強く現れていなくても、トレポネーマの数が多いと重篤な歯周病に進行しやすくなります。
抗生物質を通常3日間服用するだけで、このトレポネーマの存在がほとんど認められない環境に口腔内を変化させることができます。
このような口腔内の環境にしてから、通常の歯周病治療(ブラッシング・スケーリング等)を行うと、歯周病治療においてかなりの好結果が得られています。
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