良洞民族村(ヤンドンミンソンマウル)

 韓国一の観光地である慶州から、バスで40分程の所にこの村はある。ここは李朝時代の家並みがそのままに残されており、現在も人々が普通に暮らしている。
 土塀越しに見える建物は香壇(ヒャンダン)といい、李朝時代の性理学者である李彦迪(イオンジョッ)が慶尚道の知事として赴任した1543年ごろに作られたそうだ。
 2005年の夏に訪れたが、台風の影響で風雨が強く、スケッチするには最悪の状態であった。思うように描けなかったので、長くスケッチブックに温めてきたが、1年ぶりに筆を加えた。写真を参考にしたので、村の空気感が薄れた感じがするが、一度はあきらめた作品が蘇ったので、満足している。