婦人坐像 

 これも夏休みの研修で描いた作品。
 もともと私は人物画が得意ではない。特に水彩で人の肌のやわらかさや温かみを表現するのにはいつも苦労する。
 ルノワールが言ったように「抱きしめたくなるような愛らしい」人物画が描きたいのだが、私が描くとどうもかたい感じになる。
 私が敬愛する人物画家は小磯良平だ。彼のスケッチを見ると、見事なまでに簡潔な線で、人物を的確にとらえている。
 私ももっともっと練習を積み重ねて、柔らかい線でとらえれるようになりたい。