白川郷の合掌屋根

 2006年3月、3年ぶりに白川郷を訪れた。
 白川郷の合掌屋根の大きさにはとにかく圧倒される。昔は、二階や三階で養蚕などが行われていたそうだ。現在はその多くが民宿や土産物店となっており、この建物も例外ではない。
 曲がりくねった径に沿って並ぶ合掌屋根の姿を、田んぼを満たした雪解け水が、ひっそりと映し出している。
 静かに春の訪れを待つ、奥飛騨の早朝の情景である。