薔薇
初夏のある日、とある先生が私の学級にと薔薇の花束を持ってきてくれた。季節柄、せっかくの花も数日しかもたないので、花瓶に生ける前にその美しさをスケッチに留めた。
話は変わって、私が所属している合唱団の仲間に、とてもお料理上手なお母さんがいる。その方はしばしば私にケーキなどを焼いてくれるので、そのお礼にとこのスケッチを額に入れてプレゼントした。
花束やケーキのささやかな心遣いに、周囲の人々の思いやりに支えられている自分を知り、感謝。