尾道風景
お盆休みを利用して、ふらりと尾道を旅をした。
尾道は瀬戸内海に面したどこかレトロな小さな町。そして大林宣彦監督の作品で知られるように坂道の多い町。残暑が厳しかったので、ロープウェイを使って千光寺公園へ向かった。公園からは町を一望でき、児島善三郎などの画家たちもここで写生をしている。
スケッチを終えるとお昼を過ぎていたので、坂道の途中に店を構えている「頑固親父」の豆菓子屋で「旬彩」というお店を薦めてもらった。親父には頑固なイメージはなく、おだやかな人がらで、道順まで親切に教えてくれた。
帰宅後、このスケッチをギャラリーに出品したら、友人の義母がたいそう気に入ってくれたそうで、買っていただいた。自分の絵を通して、出会ったこともない人とつながることができるのは本当にうれしい。