鬼灯(ほおずき)

 夏休みの研修で描いた日本画作品である。私はあいにく日本画用の絵の具を持ち合わせていないので、日本画を描く機会はめったになく、この研修を心待ちにしていた。
 扇形の画面に描くのは初めてで、このような作品に取り組むと、改めて日本画は装飾的な構図のセンスを必要とすることが分かった。また、扇子にしたときに図柄が縦長に縮んで見えるので、そのようなことも頭に入れて下絵を描かなければならないことも知った。
 自分が描いた作品が日常生活で使えるものとして生まれ変わるのも楽しい。
〔下絵〕