関西交流大学 人文学部漢字学科

いいかんじ(E−漢字)
◆漢字を学ぼう◆
象形文字である漢字は、何千年もの昔から情報伝達の最高手段として伝えられています。
その一文字、一文字には、叡智の源流や人生のエッセンスが詰っています。
漢字の本来の意味や成り立ちを知り、その教訓などを独自に創作する事で
生き方や仕事の在り様を皆で探ろうと思います。
習  ・・・・・・・・ 羽 + かさねる = ひな鳥の飛ぶ練習の意

鉄工所の壁に「見習工求む!」とよく貼ってありました。
最近はとんと見かけません。
『ちょっとなめといて』『もういっぱつさろーといて』
工員の人たちが言ってることは、さっぱり分かりません。

効率のいい教育方法として、昔から行われているのは、
@まずは、言って聞かして、
Aつぎに、して見せて、
Bそして、会得させる、です。

模範を見て習うから、『見習い』というんだと思います。
『真似る』から「まねぶ」、そして『学ぶ』となります。

しかし「経営者見習い」は、少しやり方が違うと思います。
自動車の教習のように、「模範を見る」というより、
失敗をくりかえし「慣れていく」ということだと思います。

鉄工所の「熟練工」は、
中指の腹で、5ミクロンの誤差もださず振幅を、
2度の誤差もなく温度を言い当てられます。

「ほんもの経営者」になるには、
「なぜなんか」「いくらなんか」を考える技術を、
会得していくことだと思います。

内容を過不足なく伝えるため、5W1Hではなく、
最近は、6W2Hだそうです。

whenいつ
whereどこで
whoだれが
whomだれに
what何を       howどのように
why   なぜ    how much  いくら

『見習い』より『身習い』。

関西交流大学・人文学部漢字学科では、
漢字を通じてビジネスから人生観などを考えています。

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・・・・とは、行く+手+貝(お金)です。つまり、得をしたかったら
    『自らが動け』と言う意味が込められているのではないでしょうか。