ヨシゴイ(ペリカン目サギ科)葭五位
Ixobrychus(イクソブリュックス ヨシゴイ属-ギリシャ語でヤドリギを食う ローマの伝承から)
sinensis(シネンシス 中国産の)

Yellow(黄色い) Bittern(サンカノゴイ類-雄牛のように大きなもの)               L36.5cm
レッドリスト 準絶滅危惧種
奈良県レッドリスト 絶滅危惧種

東アジアから東南アジア・インドにかけてとミクロネシア西部・セーシェル諸島に分布。
日本には、夏鳥として全国に渡来し、アシ原、水田、湿地、湖沼、河川などに生息する。北海道では少ない。本州中部以南では越冬するものもいる。アシなどの葉を集めて皿型の巣を造る。草の上を低くすれすれに飛ぶことが多い
【声】繁殖期の夜中に「オーオー」と繰り返し鳴く。

【名の由来】葭原にすむゴイサギの意で、“葦ゴイ(ヨシゴイ)”。
○江戸時代前期から「ヨシゴイ」の名で知られている。異名;「サヤツキドリ」「ヒメゴイ」「ボンノウサギ」

2010/07/01  千葉 
サギ類中最も小さい。
♂成鳥;額から後頭が青みのある黒色で、背、肩羽からの上面が茶褐色。喉から体下面は淡黄白色で、淡茶褐色の縦斑が中央にあるが不明瞭。翼上面は淡褐色の大・中・小雨覆と黒褐色の風切や初列雨覆とのコントラストがあり、飛翔時は良く目立つ。嘴は淡黄色で、上嘴は黒っぽい。足は緑黄色。虹彩は黄色。
♀成鳥;♂に比し全体的に淡色で、前頭の黒色部はないか、あっても縦斑で、後頭だけが青黒色。喉からの体下面は淡黄白色で、頸から胸にかけての褐色の縦斑が5本ある。
幼鳥;♀成鳥よりも体下面が白く、喉から腹や、頭部からの上面、翼などに褐色縦斑が密にある。
2005/16/19  大阪  ♀  2010/07/01  千葉