ヤンバルクイナ(ツル目クイナ科)山原水鶏
Gallirallus(ガッリラッルス ヤンバルクイナ属-gallina鶏のようなrallusクイナ)
okinawae(オキナワエ 沖縄の)
Okinawas(沖縄の) Rail(クイナ類) L30cm
レッドリスト 絶滅危惧種TA類
国の天然記念物
1981年に新種記録された日本固有種で、沖縄本島北部のヤンバル(山原)にだけ留鳥として分布する。常緑広葉樹林に生息し、夜は樹上で眠る。日中は暗い林や谷部の沢などで地上の昆虫や小動物を捕食する。当初推定2000羽とされていたが700羽ほどまでに減少し、その絶滅が危惧されている(交通事故もあるが人間が持ち込んだ野良猫・マングースによる被害が大きい)。
【声】「コッコッコッ」「キュッキュッキュッ」「クルル」などと鳴く。
【名の由来】ヤンバルにすむクイナ。クイナは“来て鳴く”、“クイクイ”という鳴き声など諸説がある。
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2011/05/21 沖縄 林縁の草原で採餌する |
雌雄・夏冬同色。♂のほうが♀より大きい。
成鳥;額から尾にかけての上面はオリーブ褐色で、顔から喉は黒い。眼の下から後方へ側頸に向かって白線がある。頸から下尾筒までは細かな白黒の横斑模様。嘴は比較的太く赤く先が黄色。足は太くて赤味の強い肉色。虹彩は赤い。翼は短小で、長距離は飛ぶことができない。
幼鳥;成鳥に比べ顔や胸の色が淡く、嘴と足はより淡色。
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2011/05/21 沖縄 |
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2011/05/21 沖縄 道に出て採餌する-交通事故も多い |
2011/05/21 沖縄 幼鳥(雛) |