ヤマヒバリ(スズメ目イワヒバリ科)山雲雀
Prunella(プルネッラ カヤクグリ属-ラテン語でpruna紅く燃えている炭火)
montanella(モンタネッラ 山の小さいもの)
Siberian(シベリアの) Accentor(イワヒバリ類-よく歌うものの意) L14cm
東シベリアから極東の高山帯および寒帯で繁殖し、冬はモンゴル・中国北東部・朝鮮半島に渡る。
日本では、数の少ない冬鳥または旅鳥として北海道から九州で記録があるが、本州中部以北での記録が多い。日本海の離島では秋に比較的よく記録されている。山地の低木林や林縁の藪にいて、習性はカヤクグリに似ている。
【声】地鳴きは「チリリチリリ」と鳴く。
【名の由来】イワヒバリに対し、山にいるイワヒバリ類の意(深山のように里では見ることのないの意?)。
○江戸時代から「ミヤママツムシ」の名で知られている。(「マツムシ」はキクイタダキの古名) 異名;「マツクグリ」「カヤマシコ」「カヤノジコ」「ヨシカヤ」「コノハカヘシ」
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2010/11/23 大阪 3羽のカヤクグリと一緒に行動していた |
雌雄同色。
成鳥;頭頂から後頸、過眼線は黒く、眉斑と眼下の三明斑、耳羽後方の斑はバフ色。喉から胸、眼先はやや濃いバフ色。後頸は青灰色。背や翼は茶褐色で、軸斑は黒褐色。大雨覆の羽先は淡色で、静止時に一本の翼帯となり目立つ。脇には不明瞭な茶褐色の縦斑がある。腹からの体下面は黄色みを帯びるが、白っぽいものもいる。腰と上尾筒は淡色。尾は黒褐色で、淡色の羽縁がある。嘴は細くて黒い。足は肉色。 |
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2010/11/23 大阪 地面に降りて草の種子を食べていた |