ヤマゲラ(キツツキ目キツツキ科)山啄木鳥
Picus(ピクス アオゲラ属-ラテン語でキツツキ キツツキに変えられた伝説の人ピークス
canus(カヌス 灰白色の)

Grey-headed(灰色の頭の) Woodpecker(キツツキ類-木を突くものの意)     L30cm

ヨーロッパからオホーツク海沿岸、サハリン、朝鮮半島、中国、台湾、ネパール、インド北部、インドシナ、タイ、スマトラに分布する。
日本では北海道に留鳥として分布するが、数はそれほど多くない。平地や低山の林などに生息する。アオゲラ同様アリを主食とし、樹に穴をあけて採餌することは少ない。
【声】「ピョーピヨピヨピヨ」と尻下がりに鳴く。

【名の由来】山にいるケラで“ヤマゲラ”。ケラは木をつついて虫ケラを食べるので“ケラツツキ”となり転じて“ケラ”、またアカゲラの鳴き声を「ケラケラケラ」と聞きなして“ケラ”となったとも。
○江戸時代後期に「ヤマゲラ」「シマアオゲラ」の名で知られていた。

2012/01/14  北海道  ♂
雌雄ほぼ同色。
成鳥;頭部や顔から頸は灰緑色。背から上尾筒までと翼は黄緑色で、腰と上尾筒には黄色味が強い。初列風切は黒褐色で、小さい白斑が並ぶ。尾はわずかに黄緑色味がある灰褐色。中央尾羽には黒色横斑があり、先端は黒い。.喉は白く、胸から下尾筒まではわずかに緑色を帯びた灰色。眼先と顎線は黒く、虹彩は暗赤色。嘴先端は黒く、上嘴は黒灰色で、下嘴は黄色部が多い。足は灰色。
♂;額が赤い。
♀;頭部に赤色部はない。
2012/01/14  北海道  ♂