ツクシガモ(カモ目カモ科)筑紫鴨
Tadorna(タドルナ ツクシガモ属-まだらな水鳥 仏語でツクシガモ)
tadorna(タドルナ ツクシガモ)

Common(普通の) Shelduck(ツクシガモ類-多彩なカモsheld;花や葉が様々な色からなっている様)     L62.5cm
レッドリスト 絶滅危惧U類

ヨーロッパ中部の沿岸・アジアの中央部で繁殖し、ヨーロッパ南部・北アフリカ・インド北部・朝鮮半島・中国東部で越冬。
日本では、冬鳥として渡来し、おもに九州北部地方に渡来し、干潟や内湾に生息する。その他、西日本各地で少数が越冬するが、近年北へ分布を広げる傾向にある。広い干潟に住むが、海岸近くの水溜りや水田にいることもある。
ツクシガモ類
【声】「エアッ」「アッツ、アッツ」と鳴く。

【名の由来】九州北部(筑紫)で多く越冬するカモなので、「筑紫ガモ(ツクシガモ)」。
○江戸時代中期から「ツクシガモ」「ハナガモ」「ギョウジガモ」の名で知られる。

2008/03/09   大阪  成鳥
雌雄ほぼ同色。
成鳥;頭部から上頸、肩羽、胸から腹を通る縦線が緑色光沢のある黒色。体は白く、背から胸に栗色の広い帯がある。嘴は赤く、足は橙赤色。尾は白いが先端が黒い。翼は雨覆は白く、初列風切と初列雨覆が黒いため、飛翔時にコントラストが明瞭。翼鏡は緑色。
♂夏羽;上嘴基部にこぶが現われ特徴的。
若鳥;全体に色が鈍く、体が小さい。背から胸の栗色が黒味を帯び、嘴は暗赤色。次列風切の先端は白い。
2008/03/09   大阪  手前;成鳥  後方;若鳥 2009/03/08  兵庫