サカツラガン(カモ目カモ科)酒面雁
Anser(アンセル マガン属-ラテン語でガン)
cygnoides(キュグノイデス cygusハクチョウに oides似た)

Swan(ハクチョウのような) Goose(ガン類)                    L87cm
レッドリスト 情報不足

北東アジア・サハリンで繁殖し、朝鮮半島・中国の揚子江流域で越冬する。
日本では、冬鳥として渡来するが少なく、マガンまたはヒシクイの群中に単独でいる例が多い。湖沼・農耕地で生息する。
シナガチョウはサカツラガンから家禽化されたもの。ガン類。
【声】「ガハン、ガハン」と鳴く。

【名の由来】“ガン”はガンガンという鳴き声から。頬の橙色から“酒面のガン(サカツラガン)”。
○江戸時代前期から「サカツラ」「サカツラヒシクヒ」「サカツラヒシ」の名で知られている。異名;「イトヒシ」「エトウヒシ」「カツラヒシ」「サカッポウ」「サカホウ」

2010/02/15  滋賀     コハクチョウの群れの中でさ採餌する
日本産ガン類では最大。雌雄同色。日本産ガン類では最大。
成鳥;額から後頸が茶褐色で、喉、頬から前頸の淡褐色とのコントラストが明瞭。頬は赤褐色味を帯びるが、目立たない個体もいる。頸は長く、大きな嘴は黒くて、基部に白色部がある。額から嘴のラインはなだらか。背からの上面は黒褐色で、上面と脇に淡色の羽縁がある。腰は灰色味があり、尾は黒褐色で、最外側尾羽と先端、上尾筒は白い。胸は淡色で、脇は褐色味が強い。足は橙色。
飛翔時;雨覆が青灰褐色に見える。
2010/02/15  滋賀   後ろはマガン 2009/01/25  鹿児島   左はナベヅル