リュウキュウツバメ(スズメ目ツバメ科)琉球燕
Hirundo(ヒルンド ツバメ属-ラテン語でツバメ)
tahitica(タヒティカ タヒチに属する)
Pacific(太平洋の) Swallow(ツバメ類) L13cm
インド南部・東南アジア南部・台湾・フィリピン・南西太平洋諸島・ニューギニア・オーストラリアに分布する。
日本では、奄美列島以南の南西諸島に留鳥として分布し、橋の下や洞穴の入り口に近い部分の天井に、土で皿型の巣を作る。
【声】「ジュク ジュク ツィリリ」などツバメに似るが、やや甲高い感じで鳴く。
【名の由来】琉球にいるツバメの意。
 |
2010/04/18 奄美大島 水たまりで巣材の土を採る |
雌雄同色。姿はツバメに似ているが、ツバメのような黒い胸のバンドはない。
成鳥;額から喉は赤褐色。頭頂から尾までの上面すべてが藍色光沢のある黒色で、下胸からの体下面は灰褐色だが僅かに赤橙色味を帯びる。下尾筒は軸斑が黒褐色で、淡褐色の羽縁があるため、鱗模様に見える。尾は浅い燕尾で、中央尾羽以外の内弁に白斑があるが、ツバメほど目立たない。下雨覆は灰褐色で、飛翔時はツバメより暗色に見える。嘴は黒い。静止時は翼先から尾先が少し突出する程度。
幼鳥;全体にやや淡色で、額と喉の赤褐色部も色が淡い。 |
|
 |
 |
2009/07/02 宮古島 |
2010/04/18 奄美大島 |
ツバメに比し胸の黒い帯は不明瞭、腹は淡灰褐色、下尾筒は鱗模様 |