オオミズナギドリ(ミズナギドリ目ミズナギドリ科)大水薙鳥
Calonectris(カロニクトゥリス オオミズナギドリ属-ギリシャ語で美しい泳ぎ手)
leucomelas(レウコメラス leuko白とmelanos黒)
Streaked(縞のある?) Shearwater(ミズナギドリ類-鋏で羊の毛を刈るように翼で波頭を切る鳥) L49cm W122p
朝鮮半島と中国およびロシア東南部の島々で繁殖し、非繁殖期は東南アジアからオーストラリア北部にかけての海域およびインド洋東部域まで南下する。
日本では、夏鳥として渡来し、おもに岩手県三貫島、伊豆七島御蔵島、京都府冠島など日本近海の離島で繁殖する。繁殖期以外は海上で生活し、海上に普通に見られる。数千から数万羽の群れでいることも珍しくない。冬期に日本近海にとどまるものもいる。比較的ゆっくりしたはばたきに帆翔を交えて、海面を低く飛ぶ。勢いつけて潜るが浅くイワシやイカなどを捕食する。
【声】繁殖地では夜間に「グワーェグワーェ」などと盛んに鳴く。
【名の由来】海面を凪ぐように飛ぶ大型の鳥なので、“大水凪鳥(オオミズナギドリ)”。
○オオミズナギドリは外洋性の鳥で見る機会が少なかったのか、「オキノカモメ」「ウミドリ」「カモメ類」などと一般的な名が記されている。
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2008/10/07 愛知 |
雌雄同色。日本産ミズナギドリ類では最大。頭部は白色と黒褐色のごま塩模様。後頸からの上面は黒褐色で、背には淡色の羽縁が波状斑に見える。次列風切と大雨覆が淡色なため、不明瞭な淡いM字形の模様が出る。翼下面は風切が黒く、次列下雨覆の外弁の黒褐色とともに、その他の白色部とのコントラストがある。翼下面前縁は白い。尾は黒い。嘴は淡青色味を帯び、足は肉色。ゆっくりとした羽ばたきと帆翔を交えて飛ぶ。 |
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2012/11/25 大洗-苫小牧航路 |
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