オガワコマドリ(スズメ目ヒタキ科)小川駒鳥
Luscinia(ルスキニア ノゴマ属-ラテン語でナイチンゲール)
svecica(スウエキカ スウェーデンの)
Blue throat(青い喉の) L15cm
スカンジナビアからオホーツク海沿岸・カムチャッカ・アラスカ西部・スペイン西部・イラン・トルキスタン・ヒマラヤ西部で繁殖し、冬季はアフリカ北部からインド・東南アジアに渡る。
日本には、数少ない冬鳥として渡来し、川や池の岸の芦原に棲み、近くの地上を跳ね歩いて餌をとり、土塊・石・杭などにとまる。危険を感じると低く飛んで草や芦の中に隠れる。
【声】地鳴きは「タッ」「グッ」と鳴く。
【名の由来】鳥類研究者 小川三紀氏が採集した標本により名をつけたもの。
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2010/03/27 与那国島 ♀ |
成鳥;額から背、尾にかけての上面がオリーブ褐色で、はっきりした白い眉斑がある。腹からの体下面は汚白色で、脇は褐色味がある。尾は黒く、腰の脇から外側尾羽にかけて橙色部分があり、飛翔時はよく目立つ。.嘴は黒く、足は長めで黒褐色。
♂成鳥;夏羽は腮から胸が青色で、喉の部分には橙色斑がある。胸の青色の下には黒帯、細い白帯、太い橙色帯の順で続く。冬羽では喉や胸の模様が淡くなり、腮が白っぽくなる。
♀成鳥;夏羽は白っぽい顎線と喉を持ち、喉の青色斑と橙色斑がない。顎線と胸の黒帯は青味を帯びる。下胸の橙色帯も淡い。冬羽では喉や胸の模様が淡くなる。
♂若鳥;♀に似るが胸の黒帯は斑紋帯はない。下胸に橙色帯はない。腹からの体下面は暗いバフ色味を帯び、翼にはバフ色の翼帯がある。 |
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