ミヤマガラス(スズメ目カラス科)深山鴉
Corvus(コルウス カラス属-ギリシャ語でワタリガラス)
frugilegus(フルギレグス frux穀物をlego集める)

Rook(ミヤマガラス;擬声語)     L47cm

ヨーロッパからウスリー・アムール川沿岸・中国で繁殖し、北で繁殖するものは冬季南方へ渡る。
日本では、冬鳥として主に九州地方を中心に西日本に渡来し、生活の殆どを群れで行動し、数百羽という大群のこともある。少数は本州西南部にも渡来し、近年越冬分布を日本海沿いに東へ広げつつあり、東北地方や北海道南部でも越冬している。目立つ電線や木の枝に群がってとまり、広い畑や水田に下りて穀類や昆虫をとる。
【声】ハシボソガラスに似るが、声量がなくしわがれた声で「ガララ」「カララ」と鳴く。

【名の由来】草地や畑地に群れですみ、何故“ミヤマ”が付けられたのか、由来は不明。
○江戸時代から「ミヤマガラス」の名が記されている。異名;「ムギマキガラス」「タビガラス」

2009/01/27  鹿児島  
雌雄同色。
成鳥;
全身黒色で紺紫色光沢があり、嘴は細く尖っている。嘴の基部の皮膚が裸出しているため、灰白色で遠くからでも目立つ。嘴と足は黒い。
幼鳥;嘴の根元に羽毛が生えており、基部は黒い。羽色も全体に光沢がなく、褐色味を帯びる。
2010/01/19  滋賀   左;成鳥  右;幼鳥 ミヤマガラス独特のポーズで「ガララ、ガララ」と鳴く
2009/01/27  鹿児島  ヒッチコックの映画を思い出す群れ 2008/12/13  島根