コジュリン(スズメ目ホオジロ科)小寿林
Emberizaエンベリーザ ホオジロ属-古ドイツ語でホオジロ)
yessoensis(エッソエンシス 蝦夷産の)

Japznese(日本の) Reed(葦の) Bunting(ホオジロ類)     L14.5cm
レッドリスト 絶滅危惧II類

中国北東部・ウスリー・南千島で繁殖し、北方のものは冬季は南方に渡り、朝鮮半島南部・中国南東部で越冬する。
日本では、熊本県と本州北・中部の山地の高原、低地の湿地で繁殖するが局地的。本州中部以南の沿岸で越冬する。
【声】ホージロの囀りに似た声で「チョッピチュ ピーチュー ピチョ」「ピーツーピーツツクチュピー」などと囀る。地鳴きは「チッ、チッ」と鳴く。

【名の由来】“コ”は小さい、ジュリーンというオオジュリンの鳴き声から“ジュリン”。
○オオジュリンと一緒にして「ジュリン」「ジュイン」の名で江戸中期から知られていたが、その後オオジュリンと区別して「コジュリン」と呼ばれるようになった。異名;「コジョリン」「ナベカヅキ」

2010/07/01  千葉  ♂夏羽     
♂夏羽;黒い頭巾をかぶったような頭部をしており、頸と胸からの体下面は汚白色。脇は褐色味を帯びる。背と肩羽の軸斑と翼は黒褐色で、各羽の大部分の羽縁と腰・上尾筒は赤褐色。小雨覆は青灰色。尾は中央尾羽が淡赤褐色で、外側尾羽の2対の外弁は白く、その他の部分は黒褐色。嘴はまっすぐで黒く、基部は肉色。足も肉色。
♀成鳥;額から後頭と、眼先から耳羽・顎線は黒褐色で、眉斑と頬線はバフ白色。その他は♂に似るが、上面はやや淡色。
冬羽;♀成鳥に似るが、上面はやや淡色。♂は喉に黒味があり、♀では頭部や顔に黒味がほとんどない。嘴は肉色で、上嘴の上面が黒っぽい。
2010/07/01  千葉  ♂夏羽 2011/03/09  大阪   冬→夏羽