コガラ(スズメ目シジュウカラ科)小雀
Poecileポエキレ コガラ属 poikilloまだらの
montanus(モンタヌス 山に属する)

Willow(柳の) Tit(カラ類-小さな鳥の意)     L12.5cm
奈良県レッドリスト 希少種

ヨーロッパから東アジアまでのユーラシアに広く分布する。
日本では、九州以北の山地の林に留鳥として生息する。落葉広葉樹林に多く、枯れ木に自分で穴を掘って巣をつくる。本州以南では冬も平地に下りてくることは殆どない。北海道では平地の林にも生息する。他のカラ類とも混群をつくる。木の実を樹皮の隙間などに蓄える。
雌雄同色。
【声】高い声で「ピピー ピピー」「ツチー ツチー」と囀る。地鳴きは「ツィッ、ツィッ」「ツツッ ジャージャー」と鳴く。

【名の由来】小形のカラ類なので、“小ガラ(コガラ)”。“カラ”は軽々と飛ぶ小鳥の意。
○平安時代から「コガラ」「コガラメ」の名で知られている。
異名;「ウスガラ」

2014/01/10  大阪
ハシブトガラに酷似する。雌雄同色。
成鳥;額からく後頸までが黒く、光沢はない。顔から頸は白く、喉は黒い。胸からの体下面は白く、脇は褐色味を帯びる。背から腰、肩羽、雨覆は灰褐色。翼は暗灰褐色で、風切の外縁は白っぽい。次列風切外縁の白色部はハシブトガラより目立つ。嘴と足は黒く、ハシブトガラに比べて細い。会合線は白く見えない。足も黒くて太く、趾の鱗はささくれては見えない。尾は円尾。
2004/12/21  大阪 2008/12/28  大阪  ヤシャブシの実に集まる