キマユムシクイ(スズメ目ムシクイ科)黄眉虫食
Phylloscopus(ピュッロスコプス ムシクイ属-phullo葉のskopos見張り人-虫を探している様から)
inornatus(イノルナトゥス 飾りのない)
)
Yellow-browed(黄色い眉斑) Warbler(囀る鳥)     L10cm

西はペチョラ川上流からトランスバイカリア・オホーツク沿岸・コリマ川下流・ウスリー・アムール・中央アジア・インド北部から中国北西部・モンゴル西部で繁殖し、冬期はパキスタン・インド・インドシナ・マレー半島・中国南部・台湾に渡る。
日本には、旅鳥としておもに日本海側の島嶼でに渡来するが、南西諸島では少数が越冬する。西日本・四国・九州でも越冬例がある。広葉樹林や低木林を好む。
【声】地鳴きは「チュイー」。

【名の由来】黄色い眉のムシクイの意。

2012/02/09  大阪   関西では稀な越冬個体で林内で虫を採っているようだが、時折林縁まで出てきて姿を見せる
小型のムシクイ類、雌雄同色。
成鳥;
頭部から背、腰にかけてが暗黄緑色。淡黄色または汚白色の眉斑と暗緑褐色の過眼線がある。眉斑は額でつながらない不明瞭な淡色の頭央線があるが、野外では見えないことが多い翼は黒褐色で、黄白色の翼帯が2本ある。翼の羽縁は明るいオリーブ褐色だが、三列風切外縁と先端および次列風切先端は白い。体下面は汚白色で、喉から脇にかけて僅かに黄白色味を帯びる。上嘴は黒く、下嘴基部は黄肉色。足は肉褐色だが、暗色に近いものもいる。