カササギ(スズメ目カラス科) 鵲
Pica(ピカ カササギ属-ラテン語でカササギ)
pica(ピカ ラテン語でカササギ)
Black-billed(黒い嘴の) Magpie(カササギ) L45cm
ユーラシアの中緯度地域・北アフリカ・アラビア半島南西部・北アメリカ西部に分布する。
日本では、17世紀に朝鮮半島から持ち込まれたものが、留鳥として佐賀平野を中心とする九州地方北西部に分布する。農耕地、干拓地、樹木の多い村落や市街地に生息する。北海道・新潟県・関東地方・兵庫県などでも繁殖記録があるが、篭脱けによる可能性が高い。畑や芝地に下りて昆虫等をとるが、木の実や柿も食べる。非繁殖期や繁殖に参加しない若鳥などは小群で生活し、ねぐらをもつ。ゆったりと羽ばたいて直線的に飛び、帆翔もする。
【声】濁った声で「カシャ カシャ」と騒々しく鳴く。
【名の由来】韓国の古名“カサ”と「騒がしい鳥」の“サギ”から“カササギ”。異名;「カチガラス」「カウライカラス」「テウセンカラス」「タウカラス」「ヒゴガラス」
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2013/11/05 佐賀 |
雌雄同色。
成鳥;頭部から背と喉から胸までが黒く、翼と尾は青色と緑色の光沢がある黒色。特に雨覆と次列風切は光沢が強い。初列風切は白いが、静止時は外縁と羽先の黒色が見えている。肩羽は白く、白斑となって見える。腹も白く、下尾筒は黒い。胸と腹の境界線は円弧形をなしている。尾は長く、嘴と足は黒い。
飛翔時;初列風切や肩羽の白色部とその他の黒色部とのコントラストが明瞭。
若鳥;成鳥の黒色部が黒褐色で、光沢がない。 |
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2007/03/09 兵庫 |
2012/01/12 北海道 |