ホシムクドリ(スズメ目ムクドリ科)星椋鳥
Sturnus(ストゥルヌス ホシムクドリ属-ラテン語でムクドリ stella星)
vulgaris(ウルガリス 普通の)
Common(普通の) Starling(ムクドリ類) L21cm
ヨーロッパからカスピ海沿岸・トランスバイカリアまでのユーラシアで繁殖し、北アフリカ・西南アジア北部・中央アジアからインド北西部・ヒマラヤ西部・中国西部で越冬する。
日本では少ない冬鳥として主に九州南部や沖縄に飛来する。農耕地、市街地、疎林などに生息し、一般習性はムクドリに似ていて、単独または数羽がムクドリの群中にいることが多い。本州中部以西でも越冬するが、殆どが単独での渡来。北海道・本州北部でも記録がある。
【声】地鳴きは濁った声で「ジャー ジャー」「ギャーギャー」。
【名の由来】羽の先端にある白い斑を星に見立てて、“星ムクドリ(ホシムクドリ)”。
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2010/03/26 与那国島 冬羽 |
雌雄ほぼ同色。
冬羽;全体が黒く、緑色と紫色の光沢があり、ほぼ全身の羽先には白色やバフ色の斑がある。翼は黒褐色で、羽縁はバフ色。眼先は黒い。下尾筒のバフ色の羽縁は太い。嘴は黒く、足は赤黒い。
夏羽;淡色斑がほとんどなくなり、金属光沢が強くなる。嘴は黄色で、♂は基部が青灰色、♀は淡色。
幼鳥;全体が灰褐色で、喉が淡色。眼先は黒く、嘴も黒い。 |
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2007/11/10 奈良 冬羽 グゼリのような声で鳴いていた |
2009/01/26 鹿児島 |
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ムクドリの群れの中に3羽のホシムクドリ |