ヒメアマツバメ(アマツバメ目アマツバメ科)姫雨燕
Apus(アプス アマツバメ属-ギリシャ語でアマツバメ 足無しの意)
nipalensis(ニパレンシス 聖なる地ネパールの)
Little(小さな) Swift(アマツバメ類-速い)     L13cm

アフリカ・インド・ヒマラヤ・東南アジア・中国南部・台湾に分布。
日本では、1967年に静岡市で繁殖しているのが確認されてから以降分布を拡大し、関東以南の太平洋岸の地域に留鳥として生息。建物の軒下や橋の下に営巣し、自分でも巣を作るが、コシアカツバメやイワツバメの古巣を利用することが多い。巣材に羽毛を用いるため外見だけで本種と判る。営巣地近くの山の上、川や湖沼の上を飛んで昆虫をとる。
【声】「チュリリリ」と鳴く。

【名の由来】小さな(姫)アマツバメの意。アマツバメは雨が降りそうな天気になると低く飛びよく見られるため“雨ツバメ”。

2010/05/02  隠岐  アマツバメとヒメアマツバメが入り混じって飛ぶ(上はアマツバメ)
アマツバメ類では最小で、ショウドウツバメほどの大きさ。雌雄同色。
成鳥;体の大部分が黒褐色で、喉から頚と腰が白い。翼は鎌形だがアマツバメほど長くない。尾は浅い凹尾で、広げると角尾になる。
2014/10/13  石垣島